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Channel: ケトルベルスイング 公認インストラクターによるブログ
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ゲットアップとスナッチ

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スナッチの持久力効果は絶大。体重60キロ以上であれば24キロ、60キロ未満は20キロ。
女性の場合56キロを境に12キロと16キロという基準で良いでしょう。

まずゲットアップを24キロで左右1回を5セット~10セットずつを目指すこと。
ワンアームスイング24キロで基礎を固める。できたら32キロ等でツーアームスイングを取り入れる。

週2回の割合でスナッチをやる。週2回以上やると手の皮が剥がれる恐れがあるのでとりあえず2回。
回数は5回、7回、10回、15回等を満遍なく入れる。

リスクは手のひらが荒れること。このあたりの対策も必要。

ただ、ゲットアップの耐久性があがればスナッチも向上していく。


スナッチについてポイントは次の通り。
1.持久力高めたければ少しずつセット間の休憩を少なくしていく。2分、1.5分、1分、45秒、30秒、15秒、5秒と1週間ごとに縮めていくと良い。
2.頭上で1秒から2秒静止する。これを時折取り入れる。
3.仮に合計100回連続してできるようにしたい場合は、その日の合計回数を1.5倍から2倍行ってみる。ただ、これは月1回か2回ほどで結構。

松下タイケイ



石鹸スイング

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これは屋外で必ずやること。つまり落として差し支えない場所。
ちなみに写真の石畳の場に落としても床が割れることはなかった。表面に傷が入るだけ。

何をやっているか。ハンドルにハンドソープ塗ってそれをスイングしているのだ。

パベル・ツァツーリンが昔これを提唱したことがある。グリップ力が試されるが、それ以前にしっかりしたフォームでスイングすることができない。

私もこれはこの撮影のためだけにやったと記憶している。

もしグリップ力がある程度ついたら両手でケトルベルのハンドルをつまむような形で持ってツーアームスイングをやってみる。この方が理にかなっている気がする。

松下タイケイ

グリップなど

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中学、高校の頃前腕を鍛えるトレーニングをこまめにやっていた記憶がある。
棒にロープを結び付け、ダンベルやプレートをぶら下げる。その棒を両手で持って紐を巻き上げ再び巻き下ろす。

グリップ力がこれでついて何度か役立った。大学のアメリカンフットボール練習中、ボール持った選手を追ってタックルしようとしたところ、間に合わずすかされた。しかし小指と薬指で相手のジャージを挟み80キロそこそこの選手をそのまま指2本で引き倒している。

その後この効力は消えていったが、最近トーマス・インチ(インチダンベルで有名)の本を読んで再びこのトレーニングを数十年ぶりに再開。

本によるとトレーニングセットの間にグリップトレーニングを入れる。これが意外な相乗効果を出す。

スイング、ダブルクリーンのセット間、このグリップトレーニングはプラス効果。つまりスイングやダブルクリーンではほとんどグリップ力使わないので、ケトルベルの下半身からの駆動と手からの力が相まってちょうど良い。

懸垂は逆にマイナス効果。やってはダメということではなく、グリップトレーニングの直後に懸垂やると非常にキツイ懸垂になる。これはこれで良いが、ぎりぎりの回数やるセットではお勧めできない。低回数が良いでしょう。

とりあえずグリップについてはジョン・ブルックフィールドの握力王読めば概ね載っている。

私は次のグリップトレーニングをこまめに。
1.棒で重量を巻き上げる
2.COCグリッパー、主にTと1の強度
3.グリップボール掴み 3キロ~5キロ程度
4.バーベルプレートを指先でつまんでカール

グリップに関しては大したことないが、確かにセット間に取り入れると私には効く。
単独グリップトレーニングよりは効果出ている気がする。

松下タイケイ

上半身、下半身の重心等

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ビーストテイマー、アイアンメイデン。男性が48キロのケトルベルでプルアップ、ミリタリープレス、ピストルを制覇する。女性は24キロでこれら3種目を制覇。
私はこの挑戦をただ見るだけの者で、ここ10年で5人が制覇したのを見ている。写真はハンガリーでのジェイソンとゲルゲイの様子。

ハンガリーで何人か挑戦して失敗した人たちは大半が練習では3種目できていたものの、翻案で失敗していた。
マスターインストラクターのファビオ・ゾニン曰く
「体の重心を種目毎に変更しなければこれは成功しない。」

つまりプルアップ(懸垂)は上半身に重心、ピストル(片足スクワット)では下半身に重心。ミリタリープレスは再び上半身。

ちなみに当時23歳だったゲルゲイ(写真下 ハンガリー西部在住)はこの48キロミリタリープレスを挙げる前に軽いケトルベルを使ってミリタリープレスのウォームアップをしていた。これが重心の変更になっていたのだろうか?

ビーストテイマーは私の課題ではないのでこの辺は憶測でしかない。

スイングにおける重心の変化
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スイングを初めてやるとその週下半身に筋肉痛が走るというのをよく聞く。
長年私はこれがごく一般的だと思っていたが今日からその考えを改めることにした。

下半身を中心にスイングをすると下半身に筋肉痛を起こす。重心は下半身。
上半身を中心にスイングをすると上半身の広背筋あたりに筋肉痛を起こす。これが上半身重心

自然にスイングを行うと概ね下半身駆動になるでしょう。
では上半身駆動のポイントは?

1.ケトルベルを両手に持って直立状態。できるだけ胸を張る。
2.かかとへ向けてケトルベルを下す。膝をまっすぐのまま。また背を丸めない。
3.背を丸めなければケトルベルを下すことができないポイントに達したらその手前で再び立ち上がる。

これを複数回繰り返すことで脚が若干ストレッチされ、広背筋に若干のテンションができる。
この感触を覚えたところでスイングをやってみると、上半身重心型のスイングになる。

松下タイケイ







中庸な背筋

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オーバーヘッドロックアウト、ケトルベルを頭上へ挙げた状態に次の条件が加わる。
1.肘、手首がまっすぐになっている。
2.腕が耳の横もしくは後ろにかかっている。
3.両肩関節を後ろへ引いている。
4.背を反らない。
5.屈まない。
6.膝まっすぐ。

結構窮屈な姿勢にして、この体勢をキープするには関節の可動域をつま先から顎まですべて広げる必要ある。
胸椎の可動域も最大限に。

背筋をまっすぐにする
背筋をまっすぐに、あるいはニュートラルスパイン(中庸な背筋)は定義が難しい。オーバーヘッドロックアウトの時にこの姿勢が重要となる。

イメージとしてはまずつま先立ちで背伸びをしてみる。できるだけ高い身長をつま先立ちで体現する。
次にかかとを床に押し付けて背伸びする。つまり最大限の身長を体現する。

これがオーバーヘッドロックアウトに必要な中庸な背筋。

さらにここで腹部に力を入れると胸椎の可動域をうまいこと意識することができる。

これを目指す、これ必要。

松下タイケイ

呼吸

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ケトルベルで呼吸をどうしようかと聞かれて、鼻で吸って口で吐くの原則を守り、パワーが必要な場合は小出しに吐いて必要ない時はもう少し吐き出す。こんな感じで吐き出す量はボリューム音量の調整だと思えば良い。

パワーを自分の遺伝的限界に限りなく近づけるには呼吸が不可欠。特に横隔膜を上下に押し上げるような呼吸が必要になるでしょう。

感触としては息を限りなく止めて横隔膜で骨盤に圧力をかける。こんなところだろうか。

ちなみに丹田と呼ばれる中で中丹田と下丹田の位置が横隔膜ふくらました時の上と下になっている気がするのは気のせいだろうか?

眉間近くの上丹田はアナトミートレインの最初に出てくるバックの連動の終点のようにも思える。

では呼吸や横隔膜の動作がなぜ必要か?
詳細は勉強の為所だけど、呼吸する際に横隔膜や周辺筋肉が動く。これら筋肉の伸縮が高重量挙げるのに必要なのではないかと察する。

いったんこれら筋肉の動員を呼吸で制御できるようになると、同じ筋肉量でもより重いものが挙がるようになる。

私はこういう解釈をしている。

松下タイケイ

トレーニング事例

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私のトレーニング指導例はこんな感じ。

1.アームバー 左右1セット
2.パーシャル・ゲットアップ(軽い重量) 肘まで左右5回2セット、同じく肘を離すところまで左右5回2セット
3.もう一段階のパーシャル・ゲットアップ5回2セット、例えば肘付いた状態から腰を浮かして肘付いたまま片膝を床につく。
4.ハンギングレッグレイズ 2回×4セット
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5.ツーアームスイング 10回×4セット
6.ダブルクリーン 6回7回8回を2巡
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7.ウィンドミル5回2セット
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だいたい40分前後で終了。あとはクールダウン。

もう数年やってきてこれくらいが落ち着いてちょうど良い。
生徒は別な日にバーベル使ったトレーニングやっているので強度よりも動作を意識したトレーニングにしている。

これがケトルベルの特色。

スイングをワンアームスイングやスナッチに置き換えてもよし、ダブルクリーンはミリタリープレスなど体の負担がかかるものを入れる。

ハンギングレッグレイズは懸垂に置き換えても良いし、ぶら下がるところなかったら何か腹筋か腕立て伏せでも良い。


松下タイケイ

検索キーワードをもとに即答

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大した数の検索キーワードないのだが、とりあえずこれらに即答。

1.松下タイケイ
本名は漢字で書いたもの。同姓同名はたぶんいないでしょう。
カタカナにしたきっかけは漢字読みにすると間違えるのと、漢字読みとカタカナ読みの人間が同一人物ではないと言い訳できるから。

2.ケトルベルスイング
19世紀末から20世紀初頭のダンベルスイングやケトルベルスイングを調べると、脚の間から頭上へ振り上げている。スナッチとはまた違い、肩を後ろへ引いていない。
現在のスイングはより初心者含め、よりやりやすくなっている。

3.ケトルベルの重量選び

4.ケトルベル 腰痛
直接腰椎にかかっている痛みであれば概ねフォームが悪いか、重すぎるか。
痛みの原因は最後に床へ置く際油断して背を丸めておくこと。飛行機の着陸同様に最後まで丁寧に置かなければならない。
やりすぎでたまに腰方形筋に絡む骨盤の傾き、それに伴う痛みも考えられる。
医師に相談を。

5.ケトルベル 片手 ケトルベル ダブル
ケトルベルを1個か2個か?に読み替える。ケトルベル1個で良い。もしパワー増強や筋肉増量をしたければダブルで。

6.ケルトベル 40キロ
平均的な日本人が使う最大の重量の位置づけで良いでしょう。体重80キロの人が40キロでミリタリープレスできたら力持ちの入り口に一歩踏み込んだ、こう言ってよい。
ただし、これがパワー競技以外のスポーツで役立つかは議論の余地がある。

7.ケトルベル FMS
SFGの現チーフ・インストラクターのブレット・ジョーンズとFMS創設者のグレイ・クックは昔から旧知の仲。
グレイ・クックもRKCの認定コースを2006年に受けている。
日本語訳されているグレイ・クックのMovementを読めば概ねわかる。

8.ケトルベル 呼吸法

9.ケトルベル 高重量 ミリタリープレス
32キロまではひたすらミリタリープレスやっていれば到達する。女性は20キロだろうか。
40キロ以上は計画性と他の補助トレーニングで筋力が必要になってくる。これは痛感した次第。
高重量はまた、スキルや関節可動域も関与してくる。

10.bjj ケトルベル スイング
Bjjはブラジリアン柔術だという認識のもと、私のケトルベルインストラクター時代とブラジリアン柔術時代は重なっていない。
ブラジリアン柔術にケトルベルを取り入れた初期のインストラクターにスティーブ・マックスウェルがいる。一時期日本の雑誌IRONMANにも連載していた。息子のザック・マックスウェルは確かクロン・グレイシーと対戦していたような気がする。
ブラジリアン柔術の国内選手の指導実績あるか?ある。大会で疲れずに戦えるようになったという感想頂いた。
しかしケトルベル以上にご本人の練習と几帳面さが勝利につながっていると今でも思っている。私の指導を受けていただいた選手を私は今も敬愛している。あっぱれな人格者で見習う点多々ある。

松下タイケイ

アームバー

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日頃お世話になっているマスターインストラクターのジョン・エンガム。
以前許可頂いて掲載したアームバーに関する記事をブログに掲載したことがある。

埋もれていてはもったいないのでお暇あらばぜひ一読。

アームバー
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アームバー、これはストレッチとも関節可動域を広げる種目ともいえる。一見肩の可動域を広げるように思えるが、下半身の可動域にもなる。

写真は少しフォームが良くないので形だけ参考に。
1.写真と違い、頭を下の腕に乗せてリラックスさせる。
2.両脚はまっすぐ。
3.ケトルベルは肩の上空、頭の上空じゃない。
4.上の手のひらは顔の方向へできるだけ向ける。これが肩関節に波及する。
5.ケトルベルによって体が引っ張られそうになったら腹部を床へ近づける。
6.床にある腕と胴体は一直線、できるだけ腕を伸ばす。誰かに引っ張ってもらっても良い。

10回くらい深呼吸したら反対側。

アームバー、やらないよりはやった方がいい。

松下タイケイ

間違いを前提に

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トレーニング知識や実績を持ってトレーニングする、あるいはトレーニング指導する。
それでも私は「自分が無知、間違えているんではないか?」という前提で臨んでいる。

100%自信をつけた上で自分が正しくない前提にまで自分を突き落とす。
すると上がってくるものは上がってくるし、沈んだままのものは沈んだままでいる。

沈めても浮き上がってくる知識や実績が本当の自信なのだ。

ボトムアッププレス - 骨盤と腹圧を突き刺す
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ボトムアッププレス、まさに肩とケトルベルの間に肘を収納する動き。
同時にケトルベル、こぶし、腹圧、骨盤が一直線にならないと成立しない。

腕を骨盤へ突き刺す、あるいは肩で骨盤の位置を探す。こんな感じで軽い重量で始めてみてはどうだろう。

まずは挙げる前に逆さでクリーンできるように。

松下タイケイ




最大酸素摂取量

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Viking Warrior Conditioning というケトルベルスナッチの心肺機能トレーニングがある。
どの重さのケトルベルを使うかはスナッチのあるメニューをこなして決めるが、男性で概ね16キロから24キロ、女性で8キロから16キロというところだろうか。

男性の24キロと女性の16キロは相当な力の持ち主。32キロで行うと今度は心肺機能の主旨から外れるので24キロが上限。

右で15秒のスナッチ、15秒休んで再び15秒。これを延々繰り返す。
大体15秒あたりで8回できて40セットできるようになったら次の重量、あるいは別なスナッチプロトコル。

私はこの延々とはやらず、次のブーストというスナッチプロトコルをやった。
8年前にやったものがビデオに出ている。これはブーストプロトコルを4セット。
心臓の位置がどこかよくわかるスナッチトレーニングだった。

心肺機能の効果、3週間やって最大酸素摂取量の値が増えた。これは測定者のド肝を抜いたのを覚えている。
当時の記録

2008年8月2日と30日の2度にかけて最大酸素摂取量を測定。
August 2nd
VO2/kg[ml/kg/min] at peak - 36.5 , heart rate 180bpm
August 30th
VO2/kg[ml/kg/min] at peak - 41.1 , heart rate 185 to 187bpm

8月2日測定で
心拍数180の時に最大酸素摂取量が1分・体重1キロ当たり 36.5ミリリットル
吸った空気を心臓がどれだけ酸素を使いきっているかの測定だった。心拍数は180.

8月30日にこれが41.1ミリリットル、心拍数は185~187あたり。


松下タイケイ

アダプテーション(adaptation) - 定着

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毎日トレーニングする。そうした上でスケジュールや体調、旅行などで家を空ける際に週7回設定していたトレーニングが概ね週5回前後に落ち着く。月あたり最低12日、最高で21日トレーニングこなせていれば大体合格ラインでしょう。

休む日も必要。いや休むという見解は正しくない。

要はただ寝そべって何もしないのが休みではないのだ。

アダプテーション(adaptation) - 定着
トレーニング後は軽く体を動かす、ストレッチ、関節運動、とにかく体を動かす。

トレーニング後に寝そべるのは効果半減。

以前格闘技やっていた時にケトルベルのトレーニングをほぐすのが格闘技練習だったことがある。
ケトルベルでヘトヘトになった体を格闘技でほぐすという本末転倒な生活を私は10年ほど送っていたのだ。

それは極端な例として、とにかくトレーニング成果と自分の本来の動きに盛り込む動きが必要になる。
1.自分になじんでいるストレッチや関節可動域運動
2.散歩、ジョギング、スプリント
3.自分がやっている競技の動作を簡単に行う。
4.寝転がって動き回る。

ケリー・スターレット(Kelly Starrett)によるとマイケル・フェルプス(水泳金メダリスト)が練習後に倍の距離分のクールダウンを行うという。全部英語であまり整備された映像ではないが、言っていることは値千金。

筋繊維や細胞レベルに至るまで、疲弊したものを回復させるのに直後の運動が必要。

水、つまりH2Oの補給も。スポーツドリンクではなく水。
一日当たりリットル単位で飲むくらいが望ましい。その分トイレ行く回数も多いかもしれないが、トレーニングする人とたまにしかしない人の差は水分補給の量にあると私は思っている。

松下タイケイ


膝とスクワット

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膝痛めるからスクワットやりたくない。いかに軽いバーベルとはいえそれを肩に乗せてスクワットするのは最初怖いかもしれない。

ケトルベルのスクワットは軽い点と、しゃがむ時に背後転倒しないようバランス維持の役割も果たす。

膝を曲げるという意識ではなく、膝を腹部に引き付ける。つまりケトルベル持ちながら太腿を引き付けるのだ。

すると膝を意識する必要がなくなる。膝の怪我持ちだった私にはこの方法が役立ち、日常生活も楽になった。

もし腹部に両ひざを引き付けるのが怖いのであれば、これを仰向けになってやってみると良い。つまり仰向けでスクワットしてみる。なれるまで続ける。

この仰向けでやったことを今度ケトルベルもって立ってやってみるとどうなるか?

松下タイケイ

年齢とトレーニング

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30代前半~40代中盤まではなんとか、トレーニングやれば他何もしなくても成果が出ていた。
さすがに最近は生活や回復面で色々工夫しないとトレーニング成果が挙がらない。

弱音吐いているのではなく、強くなるにはそれ相応のことをしないと衰える。

1.処方薬を飲みすぎると健康を害するように、食事の過多や飲酒の度が過ぎると健康を害する。食事は何を食べたほうがいいより、何を控えるかにかかっている。
2.抗酸化作用を主体とした食事になる。
3.亜鉛のサプリメントが効く。
4.水分補給は馬鹿にできない。
5.怪我や不健康を本能的に回避するようになる。トレーニングも無理や極度な筋肉痛へのチャレンジは控える。
6.ストレッチや関節可動域を広げる運動を取り入れる。
7.姿勢の悪化を防ぐために普段からそうならない習慣をつける。
8.睡眠時間は短め。

年取ったらもうだめだではない。年取ったらコントロールが必要になる。

かれこれこのブログ始めたのも10年以上前。今より弱く姿勢も猫背だった。
若いころピークに達しなかった分今がピークになっているというなんとも複雑な思いがある。

松下タイケイ

StrongFirst認定組織とは?など

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パベル・ツァツーリンが発足したケトルベル認定組織とは何か?
上級インストラクターがたくさんいて、私も昔一回だけ幹部に推薦されて(不合格)と。

何か巨大な会社組織がケトルベルの認定コースを世界中で運営しているように思えるがどうだろう?

幹部はチーフ、マスター、シニア、チームリーダーのランクがある。認定コースには必ずチーフかマスターが1人はいる。
で、組織が分裂したしないや幹部が辞めた、内紛だ!と煽り立てる輩もいるが実態は:

1.会社の正社員は数名、幹部インストラクターではない社長と管理者数名で成る。
2.幹部インストラクターは本業を持っており、空いている時間で認定コースを実施している。
3.アメリカを中心に世界中に住んでいるため、普段は互いに会うことがほとんどない。
4.概ね幹部インストラクターはジムや道場の運営者もしくはそこの指導者。医療や施術関連のクリニックを経営している人もいる。

そして開催会場は:
1.公共の体育館が最も多い。シカゴではドーム会場で複数の認定コースを同時進行している。ハンガリーはショッピングモール隣の体育施設だった。私が最初の数回受けた場所は体育館と野球場そして教室を備えた公共レクリエーションセンター。
2.宿泊施設つきの会場は韓国ソウルで。イベントホールで行われていた。
3.稀にジム。昨年行った韓国ソウルの認定コースはL字型の大きなジム。50人が同時にケトルベルスイングしても十分スペースあった。

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アメリカ ミネソタ州セントポールの公共施設体育館

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アメリカ ミネソタ州セントポールの公共施設野球場

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ハンガリーのブダペスト郊外、ブダカラツの体育館

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ソウル道峰山ふもとの公共施設

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ソウルのジム、Power Zone

松下タイケイ




瞑想、休養など

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「私の臨済録の提唱はどうでしたか!」
と問われた。某居士は呆然として無言であった。
「私は剣客だから剣道で臨済録を提唱したのだ。(中略) 足下は永年禅を修行されていると聞くが、臨済録をただ活字を並べた書物だとばかり思っていては困りますね」

一刀流の継承者で禅を極めた山岡鉄舟が禅の提唱を聞きたいという来客に言った一言。

彼は臨済録を提唱せず、その場で剣術の稽古をやってみせたのだ。

私自身禅の境地を体験したことない、というより禅を知っているわけでもなし。しかし多くの人が「瞑想はいい」という話をする。禅と瞑想が似た境地にあるか否かはともかくとして、私の意見ではあえて静かな環境で瞑想する必要はないと思う。

ケトルベルのスイングやって瞑想的な体験あるか?実はない。

あえてそれに近い境地が格闘技のスパーリング中にあった。それも本来ソフトにやらなければならないキックボクシングのスパーリングが、相手に火が付いてパンチがボコボコ私の顔に当たってきた。
ヘッドギアして互いに16オンスのグローブだから怪我するようなことはなかったものの、相手のフックが当たって私の顎が左から右、右から左に移動したのを覚えている。

ここで落ち着いた境地になり、「あれー、どう攻略しようかなー?」とのんびり頭の中で解析している。
ほんの数秒だったかもしれないがやや長く感じ、記憶にも残っている。

要は周囲の状況に押されることなく、周囲の状況と同化するのが瞑想や禅の境地じゃないかと考えることができる。

どこでも何やっても瞑想的なことはできる。

休養
最近はストレッチや関節運動をより多く取り入れたことで朝快適に起きて体も絶好調。

トレーニングは36キロのケトルベル2つでダブルスイングとダブルクリーン。プルアップ(順手懸垂)も最大1セットあたり9回のファイターズプルアップを続けている。

休養におけるストレッチや関節運動、私の本買えば全部わかる! わけではない。
本でもDVDでもそれを専門に実践している先生でもいいから、柔軟体操を取り入れてみる。これがおすすめ。
開脚ストレッチの本でも筋膜リリースの本でも、今そのあたりのが結構出ているから好きなものを自分用に適用するといいでしょう。

ケトルベル専門の本は国内で1冊(ISBN番号が割り振られているものに限って)、柔軟系は多彩。

36キロダブルスイング

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今日は36キロケトルベル2つでダブルスイング。
10回
12回
15回
15回
17回
15回
12回
10回

合計106回、所要時間は28分。
密度からすると1分あたり3.7回。

次回はこれより大きい回数をさらに時間短縮で行うと良い。密度が濃くなるからだ。

しかしこれやって少し気持ち悪くなった。

松下タイケイ

クールダウン

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今日は指導先でメニューはこんな感じ。

1.アームバーを左右1回ずつ。
2.ゲットアップ 仰向けから重心を肘へ、これを繰り返す。
3.肘ついたまま同じ側の膝を引いて片膝立ちへ移行。これを繰り返す。
4.写真にあるハンギングレッグレイズ。
5.ダブルクリーン&ミリタリープレス、これを5回8セット。

このあとはクールダウン。

ちなみに私はクールダウン(ちょっとした体操やストレッチ)を1時間弱やるようになってから翌朝の寝起きが快適になった。回復力が違う。
1.ストレッチ
2.似たような動きを重量なしで全体か部分的に行う
3.ジョギングや散歩
4.腕や脚を振る
5.関節運動
6.軽いスポーツ

なぜクールダウンか?
1.筋肉損傷を軽微にする。
2.いったん心臓から筋肉へ集中的に流れた血液を再び心臓へ戻す。クールダウン行わないと血液が筋肉へ行ったままになる。
3.テンションのかかった筋肉をほぐし、再び最低限同じ動きや同じ姿勢がキープできるようにする。つまりトレーニング効果と普段の動きを融合させる。

座ってすぐにサプリメント補給もいいかもしれないが、タダでできるこんなことも必要不可欠。
テレビみながら片膝立ちで何か色々と動いてみる。それだけでもいい。2時間ドラマの間ずっと寝て転がりながら欠かさず動くというのもいいでしょう。

松下タイケイ

片膝立ち

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昨今片膝でのトレーニングやストレッチ等を重視するようになった。ゲットアップを最初から最後までやっているとこの片膝立ちは瞬間的にしか通過しない。

ここでとどまってみてはどうだろう?
と考えた時に何ができるか。
1.ケトルベルをラックに下して再び挙げる。

たぶんそれくらいしかできないでしょう。

なのでここはケトルベルをいったん置いて片膝立ちになり、とにかく色々なことをやってみる。

片膝立ちの条件は:
1.膝の角度が前も後ろも直角
2.背筋が自然にまっすぐ

何をするか、写真のように右足を前へ出していることを前提に:
1.右手を挙げてそのまま手を頭の後ろ、左手を下してその手を腰の後ろへ。
2.そのまま左へ背筋まっすぐのまま横に傾ける。

これがいいストレッチになる。
また、
1.左足の指先を床に押し付けて潰す。これが指先のストレッチになる。

腕で色々なことができる。例えば:
1.両腕を挙げて左右に上半身を旋回させる。
2.両腕を挙げてそのまま振り下ろし、再び振り上げる。
3.ストレート、フック、アッパーなどのパンチを繰り出す。

とにかく上半身でできること色々やってみる。

なぜ片膝立ちか。
ケトルベルのミリタリープレスやスイングで負荷のかかった骨盤、これを緩めるのに一番いい姿勢が片膝立ちか、仰向けになって両脚をまっすぐ上に挙げて壁に立てかける。
要は腰まわりの疲労を取ることができる。その上で上半身の動きを取り入れると骨盤に何となく波及していく。

私が最近取り入れたクールダウンのトレーニングではこのように膝立ちが一番効いている気がする。

松下タイケイ

スイング→クリーン

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クリーンとスナッチの初動部分はワンアームスイングとほぼ同等。つまりスイングでやることと、クリーンやスナッチでやることは被っていなければならない。

なのでスイングやっている時は先々やるクリーンやスナッチの布石だと思ってやって頂きたい。

よく見るのがスイングを練習したのち、クリーンで全く別なことをやるケース。初動はスイングとクリーン共々同じ。

迷ったらクリーンとスイングの交互繰り返しをやると感覚がわかるでしょう。

ちなみにクリーンがうまくできないと重いケトルベルは挙がらない。軽いうちは気づかないこと多いが、ケトルベルが大きいと人間の骨格の枠外に球体がはみ出す。かかってくる負荷も大きいし、クリーンに勢い余って体にぶつかるとショックも大きい。
まずは正しいスイングを。

松下タイケイ

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