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Channel: ケトルベルスイング 公認インストラクターによるブログ
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ミリタリープレスノート

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ミリタリープレスについては本ブログと拙著ケトルベルマニュアルで相当語られているから、そろそろ飽き飽きされているのでは?と察するところで。

2008年のRKCレベル2時代のノートにミリタリープレス関連のメモがあったので、日本語訳で断片的に掲載してみる。
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「クリーン&プレス、広背筋だけはリラックスさせてはならない。」

「広背筋を収縮させろ、そして1秒たりとてリラックスさせるな。」

「これを思い描け!!重いケトルベルは重心が変わってくる。前腕、前腕。」

「これを描け!ライイング・サイドプレス。」

「上腕二頭筋、ショルダー・フレックサーを起動する。」
「ショルダー・フレックサー、何これ?」

「ケトルベル下す時は肩手懸垂のごとく、すると広背筋が発動する。」

ちなみにライイング・サイドプレスとは拙著でいうベントアームバー。このブログで検索すると出てくるかもしれない。

ミリタリープレスの初動は上腕三頭筋とも上腕二頭筋とも三角筋ともいわれているが、おそらく全部でしょう。
これらを補助で鍛えておくと良い。

松下タイケイ


ゼロ円で回復

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"Train as often as possible while being as fresh as possible. "

パベル・ツァツーリンの原則は「頻繁にトレーニングかつできるだけ体から疲れを抜け」。

頻繁にトレーニングしても回復が追い付かなければならない。

だから休養、という考えでいたが休養だけだと追いつかない。サプリメントの補給か?そうじゃない。

やはり回復するにはそれだけ積極的な回復に臨まなければならない。

10年かけてようやくトレーニングするために回復する方法を習得した気がする。

やはり関節ほぐしと筋膜リリース、そしてストレッチ。これを30分はやったほうがいい。

すると翌朝すっきりし、トレーニングもできるようになる。

金をかけずに
普段の光熱費と食費、そして家賃だけで回復をはかる。これが理想。できればストレッチするスペースと散らかっていない家が望ましい。座布団や柔らかいボールなどの小物も使える。

パベルのビデオの中にこんなニュアンスのものがあった。
「これから旧ソ連で使われた非常に有効なストレッチ方法を教えよう。」
といい、見る側は「何をそろえればいいか」わくわく感もって期待する。

ところがパベルはそこで軽いケトルベルを持って両手で前屈、少し変わった呼吸と脱力方法をやっていた。

回復に金はあまりかからない。

松下タイケイ

スポーツトレーニングとケトルベル

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今日は36キロ2つのダブルスイング、最高で1セット20回、最終は10回。合計125回を22分で終了。

心拍数高まり若干息荒く、話すのも困難。

ケトルベルやっていると心拍数が私で140台~180台に至ることがある。これも160前後を出した後に休み最小限にして次のセット行うと180台を瞬間的に超える。これは40歳の最大心拍数と言われる。

ただ、この年齢越した私が180以上出しているのでどこまでが正確かはわからない。

ちなみに一般では心拍数170を超えると人間は思考や運動能力が制御できなくなるらしい。これを軍の特殊部隊や一流アスリートがトレーニングし、この心拍数に達しても目的を果たせるようにしているとのこと。

高地トレーニングやらなんやらといはいうけれど、ヒマラヤ行かなくてもケトルベル2つでダブルスイング、ケトルベル1つでスナッチを最小限にインターバルで繰り返せば高心拍数に耐えうる体ができる。

それだけでなく、最大酸素摂取量の増加も見込める。1回あたりの左心室から排出される酸素含んだ血液が増えればそれだけ筋肉へ酸素送られる。これに勝るトレーニング方法は他にない。

スポーツトレーニングとケトルベル
「これ(ケトルベル)大学のスポーツなんかに広めたら流行りますよ!」

こう色々な人に言われて久しい。
あるいは

「あそこのチーム連敗しているからケトルベルがいいんじゃない?」

私は一般に思われるほどスポーツとケトルベルの関係は密にならないという見解を持っている。

数日前、キャリアの崖っぷちに立っているとされるプロスポーツ選手がトレーナーつけて体力トレーニング様子が放送されていて思ったこと。

1.まずそのスポーツのスキルを上げることが最優先。
2.スキル向上より練習や試合に耐えうる持久力をつけることが優先。
3.やる気・メンタル・体力の優先順位を踏襲する。

するとケトルベルの位置づけは相当後ろに置かれることになる。

勝ち続けているアスリートはたぶん器具や環境に関係なくトレーニングを続ける。そこにケトルベルがあれば使うし、なければ代わりにできることをやる。あくまで想像でしかないが、たぶんこんなところでしょう。

もしスポーツトレーニングにケトルベルを使うのであれば、トレーニング後に自分の競技の動作を軽く行い、体をほぐし、またストレッチをしてみた方がいいでしょう。
ケトルベルを使ったことで関節可動域の拡大や柔軟性向上、パワー向上につながることが、いつもの競技動作を変えてしまう可能性がある。どちらにしても動作の調整が必要になってくる。

そのためにも筋肉をほぐし、息を整えて簡単な動きを取り入れると良い。

松下タイケイ

怪我を治すトレーニングはない

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怪我したらトレーニング休む。

基本的に医師の指示に従い、運動のゴーサインが出たら始める。これは鉄則。
しかし多くの場合医師に相談せず独断で治していること多いでしょう。

もし痛みが発生したら負荷のないトレーニングや痛みが走らない角度や動きを取り入れると良い。

片足デッドリフトはケトルベルを手にぶら下げて持ってできる。片手に持って歩くだけでも良いでしょう。

また、ゲットアップ、ミリタリープレス、デッドリフトの動作を軽い棒や素手でやる。これだけでも再開した時に復帰が早い。

怪我を治すトレーニングはない
怪我した時に治すトレーニング方法を知りたいという質問に、怪我を治すトレーニングは存在しないと私は考えている。

自然治癒や手術などの施術以外はない。

トレーニングは怪我の予防策。

ただ、怪我している患部を迂回したトレーニングはできる。いつもやっている動作を荷重なしでやる、これが代表例。ストレッチなども良いでしょう。

ただ骨折のような怪我は医師との相談次第で本当に休んだ方がいい。

松下タイケイ

ソッツ・プレス

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Sots Press ソッツ・プレスはスクワットした状態でケトルベルを2つ挙げる方法。
拙著ケトルベルマニュアルには出ていない。なぜか。

モデルの私がこれを軽い重量でないとできないから。肩の可動域というか、左右差激しくバランスがままならない。

このプレスはケトルベルを挙げるにつれて深く座ることが難しくなる。それだけ骨盤周りの柔軟性と肩の柔軟性が融合していないといけない。

そこで写真はボリス・バックマン、旧知のケトルベル仲間。
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スクワットですぐにできる人とできない人がいる。

できない人は:
1.板や棒など入れてかかとを高くした状態でスクワットし、挙げやすい角度にする。
2.フルスクワットにならず、挙がる姿勢で行う。そこから少しずつ日をかけて姿勢を低くしていく。

フィリップ・デイビスが7年前にワークショップやった時にこれをDVD化したことがある。
その時彼は左右交互に挙げながら少しずつしゃがんでいく初心者向けの方法をデモンストレーションしていた。

松下タイケイ




進化する

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今日のダブルスイング、36キロ2つで最高1セット25回。2週間前は15回が精いっぱい、とりあえずここまで進行。
ポイントは継続して少しずつ進化していく。

強くなるのではない、進化する

強くなるのは誰でもできる。しかしスポーツチームが優勝したのと同じで、次の日からチャラになることもある。
要はある日挙がって1週間後試したら挙がらないのが強くなる。

進化するとは多少デコボコあってすぐに強くならなくても、弱い自分に戻ることがない。あるいは弱い部分が死滅する。これが進化。

さてどっちをとる?

写真は2013年のハンガリーでの認定コース。大阪の藤田ヨシフミさんと組んでいる。
手に持っていない膝付きウィンドミルはウォームアップ、そして次にケトルベル持ってウィンドミル。

ケトルベル持たないで全く同じ動きをすることがウォームアップやクールダウンになる。これ結構使える。
是非とも使ってみてほしい。

松下タイケイ



ダウングレードすること

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ケトルベル、もしできなくなってきたら。例えば1種目をやりすぎて次第に疲れて継続不能となりかけた時、まず休む。回数を減らす、重量を減らすでも良い。

次にグレードを下げる。つまりより簡単な種目に切り替えること。
例えば:
1.ワンアームスイング→ツーアームスイング→片足デッドリフト→ケトルベルデッドリフト
2.ダブルフロントスクワット→ゴブレットスクワット
3.ゲットアップ→部分的なゲットアップ→こぶしのみでゲットアップ→アームバー
4.ミリタリープレス→クリーン→ファーマーウォーク

唯一やってはならないダウングレードは
ミリタリープレス→プッシュプレスあるいはジャーク

拙著ケトルベルマニュアルに詳細が書かれているが、ミリタリープレスとプッシュプレスは似て非なる動作。
両方を同じ時間枠で行わないこと、これ重要。

松下タイケイ

できた - 100%

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何年か前に本ブログで投稿した内容を下に。
トレーニングやってもその本質は次の思い込みと密接している。

子供が過去形と現在進行形を混同するのをたまに聞くが、「できた」という過去形は一番有効。
「できた」から逆算して何をすべきか目算を立てる。このやり方が適している。

ただ、目に見えないものをできたと判定するのは難しい。本当に届くかどうかの検証を経ての「できた」が最も有効。本当に届くかどうかの検証で重要なのはやはり「なぜ?」という理由。
なぜ●●キロを挙げるか?意識的あるいは無意識でもわかっていなければならない。

発する言葉で違ってくる物事の成功率
やりたくない - 0%
できない - 10%
やりたいけどできない - 20%
やり方がわからない - 30%
やりたい - 40%
やれるかもしれない -50%
やれる - 60%

上のレベルの人は
できると思う - 70%
できる - 80%
必ずできる - 90%
できた - 100%

なぜケトルベルインストラクターになったか?
トレーナー職についたことのなかった私がなぜケトルベルインストラクター資格取ったか?
しかも数十万かけ、仕事の契約打ち切って昼夜問わずトレーニングしてと。

理由は潜在意識の中にあった気がする。
1.膝の負傷、体の左右差、猫背など体がガタガタ状態になっていたのがケトルベルで改善された。体がインストラクターコース受講を訴えていた。
2.パベル・ツァツーリンやマーク・リフキンド、ダン・ジョンというトレーニング界重鎮がどういう人たちか会ってみたかった。知ったかぶりしない厳しく優しい人たちに会うことで人生が好転するものと思っていた。
3.狭い世界観から脱却したかった。周囲でいうエライいわれる人たちが本当に地位の高い人のように思えていたがある日それが虚実であることに気づく。では本当に実績ある人たちとは?
4.昔住んでいた英語圏の交友関係を広めたかった。

予想外だったのが、日本国内でほぼ10年教える場を頂戴していること。

教える=学ぶ

これに尽きる。

松下タイケイ

反対の肘へ重心移動 ゲットアップ

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写真ではやけに重いケトルベルでゲットアップの初動部分を見せている。

この動き、繰り返して何回もゆっくりやってみると良い。後で運動機能向上効果が表れる。
立ち上がるだけがゲットアップではない。どの動きでもいいから一部分を取り出してこれを繰り返す。

こんなでもいい。
1.軽いケトルベルを使って行う。
2.素手で行う。
3.こぶしにプラスチックボトルや靴、スリッパを乗せて行う。
4.軽いダンベルや棒を思い切り握りしめて行う。

風邪ひいても怪我してもこういうゲットアップでトレーニングを補える。

松下タイケイ

関節を動員しろ。。。。って

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重量の下に自分の関節を少しずつ入れていく。これがゲットアップやミリタリープレスの極意。

パベル・ツァツーリンが「ウェッジ」という言葉をデッドリフトに使っているが、要は床とバーベルの間に自分の体を効率よく入れる(あるいは位置づける)ことをいう。これも関節をできるだけ多く動員している。

パンクしたタイヤ交換に使うジャッキ、車体に関節を少しずつ挿入していく観点ではよく似ている。

かつてアメリカンフットボールに関わっていた頃、選手同士が体当たりして一方を跳ね飛ばす映像を見てこれは連動パターンというより、地面と相手の間にできるだけ多くの関節を動員したからできたものと判断した。

たしか1960年代NFLグリーンベイ・パッカーズのジム・テイラーがボール持って走りながら体当たりしていく有様をみてそう思った。相手に当たる直前体をできるだけ小さくし、当たってから関節を動員していく。

ちなみに床と重量と直接関係ない関節も動員できる。
1.顎、首はうまく使えば力の動員に利用できる。
2.指、グリップ力だけでなく、指先同士を押し付けながらケトルベルを握ると余力ができる。
3.足指を床から思い切り離す。
4.懸垂で足首同士を思い切り押し付けあう。これがパワーを作るが、同時に意外に難しい。

松下タイケイ

顔が痛い

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私が感じる筋肉肥大や驚愕の増強、この予兆は自分の顔。
顔が良くなるわけではない。歯茎や顔面が引き締まってとにかく痛い。これが今の現状。

その鍛えた筋肉の部位が痛いから強くなるわけではない。体全体にホルモン分泌やら超回復が波及する。
どうしたわけか真っ先に歯茎にくるのが私の通例、今回は顎と歯茎、そして頬骨付近に来ている。

写真のスナッチ
やはり振り下ろした時に肩が下へ下がりすぎている。これは肩パックではない。理想はやはり胸がこちらを向いているようにしたいが、真下になっている。
スナッチは顔と胸ができるだけ上に残っている方が振り上げる時に楽になる。

松下タイケイ

インターバル

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トレーニングのインターバル、普段の練習はセット間でどれだけ時間を置いたらいいか。

パベル・ツァツーリンの昨今記事と来たるワークショップで持久力向上を掲げている。
拙著では30秒から5分という範囲を指定しているが、持久力つけるには短い方がいい。

こう言っていた気がする。この定説を覆すようなトレーニングインターバルがあるらしい。

要は1セットにかかった時間の4倍から6倍休めとのこと。30秒やったら最大で3分。1分だったら6分。

持久力というのは心肺機能だけではない。むしろ心肺機能と酸素供給の促進だけ鍛えようとし、インターバルを短くするとパニックやストレスを負うことになる。

それより筋肉の収縮具合や強度を鍛えたほうがより持久力につながるということのようだ。


36キロダブルスイングの成果
ダブルスイングを36キロ2つでやり、今日は合計137回を23分で終了。最大で1セットあたり23回、しかし後半は15回まで落ちた。やはり72キロの反動は違う

松下タイケイ

トレーニング指導

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今日は午前中、近所の公園にてトレーニング個人指導。これはたまにあること。
いつもは決まったところで教えている。

教えることは今でも難しい。前に別な場面、別な人に通用した指導方法が今日は通じなかった。こういうこともある。

今日はこれからまた指導、明日は久々羽伸ばしでコンサートへ。

最初の個人指導は失敗
早い話、初めて個人指導した時はある失敗をやらかしてしまった。場所は木場公園、50歳代の男性がケトルベル指導をご要望だった。今からほぼ10年前のこと。

とにかく素早くデッドリフトからスイングを教えていった。それも手順通りに。

そこでスイングのデモンストレーションを実施し、男性の方を振り返ったところで姿を消していたことがわかった。

「あれ、どこに???」

四方50メートル見回しても見当たらない。しかもそんな短時間で瞬間移動できるはずがない。

「どこだ?」

と思って下を見たら目の前に横たわっていらっしゃった。

息切れをされてついてこられなかったとのこと。

その場で打ち切りという大変失礼なことになってしまったが、幸いご縁切れることなく何度かその後のケトルベルワークショップにご参加いただいた。

相手に水を飲ますのに消防用ホースから放水するのではなく、飲める分だけ提供する。

指導も同じで消化できる分だけ言葉やデモンストレーションを小刻みに提供する。

30秒以内で細かく、かつ相手の動きや理解に合わせる。これが必要。

松下タイケイ

格闘技 涼しい顔など

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ブラジリアン柔術の白帯3年とクラヴマガ(イスラエル軍式護身術)を12年という中途半端なのが私の格闘技実績。
現在はやっていない。

やっていない理由は気持ちの変化というところだろうか。少し外の空気を吸って休みたい、そう思った次第。
気持ちと練習が合致していないと、スキルは低下する。これは体験してわかった。何も長いことやるからといってうまくなるわけではない。

ケトルベルが及ぼす格闘技への効果
筋持久力、これに尽きる。筋肉の出力と脱力を駆使して長時間運動する、あたかも糖質や脂肪を使わずに筋肉や骨格、そして自分の意思を使って闘っているような気になる。

1.継続できるとその分だけ練習ができる。
2.相手が息切れを始めた時点で自分が息切れしていなければ十中八九勝利は自分のもの。

2000年にヒクソン・グレイシーと舟木誠勝が対戦した時に解説員が「ヒクソン、このままだとスタミナ切れになります。そこが舟木のねらい目。。。」と意味する解説していた。たぶんヒクソンも息子のクロンも糖質や脂肪を燃料とするエネルギーの使い方はしていないだろうと思う。彼らにエネルギーは無尽蔵にある。

あえていえばどんな対戦相手に会っても騒がず落ち着く。そして肝心な時だけに力を出力する。普段から無駄にしゃべらない、騒がないことと勝つことは決して無縁ではないと思う。騒げばエネルギー利用方法を誤るからだ。

重い物を見て涼しい顔する
パベル・ツァツーリンが「涼しい顔して重い物挙げる人間から学べ。」

苦しい顔して挙げるとその分だけ無駄にエネルギーを消耗する。必要最小限に騒ぐ、興奮する、話す。
これがトップパフォーマーのエッセンスとつながっている気がしてならない。どうだろう?

松下タイケイ

格闘技でどうスタミナつけるか

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前日の投稿にて柔道とブラジリアン柔術のスパーリングで体力消耗するため、どのようにしたら良いかという質問をいただいた。

単純にケトルベルやれば大丈夫と片付けずにここは私の短い格闘技経験から。

1.動作の単純化
パベル・ツァツーリンがいうには、武道や格闘技で多彩な動作パターンを持っていると判断力が鈍るという。ある攻撃に対する反応を1パターン持っているのと2パターン持っているのとではその遅れが4倍になるという。
マスターした単一の動きを持っている方が多彩なパターンを持っているより良い。
多彩なパターンを持っていることで神経が疲労しないか、そこを確認してみる必要はある。

動作パターンを単純化することで相手に動きを読まれないか?配置、角度、相手との位置関係が違えば相手からすると違う技に見えてくる。柔術でいえばエビ動作は上になっても下になってもやっている。瞬間的に相手の真横に立って放ったストレートパンチは正面からのフックとほぼ同等の効果がある。

「人間立っても床に寝ても同じ動きをする。」
エヤル・ヤニロブ

2.スパーリング間の休憩の使い方
ブラジリアン柔術は膝立ちや上下の体勢から始めるスパーリングがほとんど。スパーリング間休んでいる時に猫背にあぐら姿勢、これはよくない。その辺歩き回って体をほぐす、片膝立ちになってストレッチなどを軽く行う。これで疲労はとれる。座ると再び再起動する手間と体力の消耗が激しくなる。最近の自動車とは違い、人間が完全に休んだ状態から再起動するには相当なエネルギーが必要。

練習している間は心拍数を一定にしよう。

3.クールダウン
このブログでクールダウンの話を何度かしている。練習した量の倍の時間を体簡単にほぐす。ストレッチ、歩く、走る、競技と同じ動きを簡単に行う。書店行ってストレッチ本を買い、それを取り入れるだけでも良いでしょう。開脚ストレッチなども良いのでは。

これだけでも翌日の疲労回復が全然違う。

4.筋力トレーニングとクールダウンやストレッチの組み合わせ
ここはあえてケトルベルをやれ、ということではなくとにかく筋力トレーニングやっているのならクールダウンや日ごろの回復運動の中で体が必ず動くようにする。筋力トレーニングやったら体が動かなくなったというのはトレーニングそのものが悪いのではなく、トレーニングしたまま何もしないからだと私は思っている。

上記クールダウンを取り入れてみるべきだ。

他色々あるかもしれないが、今頭の中にはない。

松下タイケイ


高回数のスナッチがある程度楽になるかもしれない

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このスナッチ写真は通常のスナッチ。
今日思いついたのが、振り下ろした時にハンドルを握りしめ、腕に力をこめる。

そして振り上げる時に腹部から胸に差し掛かった時にグリップを緩めて上では手のひらを開く。

下で握りしめることでケトルベルが後ろへ行くことを引き留め、振り上げる時に手首の行動がケトルベルを少し動かす。そして手の皮に負担かからないよう振り上げた時は完全に手を開く。

スナッチに慣れ、しかも軽い重量であればこの方法でやってみてはどうでしょう。
高回数のスナッチがある程度楽になるかもしれない。

松下タイケイ


反動による出力 = 筋肉の伸縮幅を増やす

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これがたぶん6年以上前のスイング。確か40キロ。

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これがおととしの暮れ、重さは32キロ。

何か違いがあるだろうか?重さ違うとはいえ、ヒンジ部分がかなり違うように見える。

スイングの反動はこれまで出していたものをはるかに超える筋肉出力を引き出してくれる。
神経やゴルジ腱が怪我を恐れて抑えめに設定したいる出力、反動で一瞬筋肉の伸縮幅許容を越えればこの許容を次第に拡大していくことができる。

スイングやって即パワーになる理由や醍醐味はここにある。

反動による出力 = 筋肉の伸縮幅を増やす

松下タイケイ

左右差とフォームにある無理

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写真はミリタリープレスなのか、スナッチなのか、ゲットアップなのか、どれかわからない。
いずれにしても左のオーバーヘッドロックアウト、つまり頭上へケトルベルを挙げた状態。

ここで気になるのが右側の脇から骨盤にかけての長さが左に比べると短い。
左で挙げている時に右へ若干傾いているのが見える。

つまりケトルベルを挙げるのに胴体や下半身を無理な傾きを使っているのだ。

右側ではこうはならない。

右足から臀部、左の広背筋にかけて左腕が連動する。これが人間の自然な動き。
つまりここで左腕が不安定な理由は右足、骨盤あたりにある。この辺が傾いて不安定だと左に影響する。

この左右差短縮が私の長年の課題でストレッチなど取り入れて若干治りつつある。
かつては右肩と左肩がまるで別人のもののように違う動きしていたが、最近ようやくその差がなくなってきた。
ただ、その代りに左側の顔面や骨盤の右側などに痛みが走りとなかなか難しいところに来ている。

何キロ挙げる、よりは左右差をなくして同等に挙げるのが私の今年の目標。

ちなみにこの本の原著(英語版)を買ってみた。骨盤の姿勢が与える上半身への悪影響、痛みなどを図示している。プロトレーナーや施術関係者向けの本であるが、もし興味あらば手にとってはどうだろう?

強める! 殿筋 殿筋から身体全体へアプローチ
John Gibbons (著), 木場 克己 (監修) 

松下タイケイ

下半身を取り除くミリタリープレス

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体の左右差を解消する方法を考えた時にミリタリープレスであれば下半身依存の本来のプレスから片足を浮かした形にすると上半身の収縮を誘う。

私の場合、左側の上半身が伸びきっている癖があるので片足で立つことでこの収縮の促進を図る。
写真は左で挙げる際に右足を浮かしているが、私の場合右足を着地で左足を浮かす。

右脚と左腕が対角線を描くようにして挙げていく。こうすると左で挙げる際の問題が浮き彫りになる。

これを少し試してみようと思う。

他にできるとしたら

1.仰向けに寝て両足裏を壁につけて、膝と腰の角度を直角。そこでフロアプレス。広背筋収縮を意識しながら挙げる。
2.片膝立ちで膝が挙がっている方にケトルベルを持って挙げる。
3.バランスボールを壁と背中に挟んで空気椅子状態、そこからケトルベルのミリタリープレス。

骨盤に傾きがある等が原因で左右差が著しい人はどれか簡単に試してみると良いでしょう。

松下タイケイ

人生ここ10年で学んだこと。

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ケトルベルをビジネスとしてやってきた等、ここ10年で色々なことが起こった。その中で10年で学んだこと。
1.無口な人の意思を聞き取るにはこちらがさらに無口になっていなければ聞こえてこない。トレーニングや運動など見ているとその人の意思が見えてくる。要は教えている時に必要以上にしゃべるなということになる。

2.忍耐は肝要。お堅い言葉だけれど慌ててもダメ。

3.怒る、これは守りの堅い城を一人で攻め落とそうとする行為に例えられる。叫んでも何も起こらない。

4.必ずお礼を言う。お返しは好意であって義務ではない。お返しに自分の身を削るようなことをしなくてよい。
「あの時助けてやったよな、だから少し金を貸してくれ。。。」の関係に義理も何も存在しない。

5.個人で事業をやっている、あるいは会社に勤務していて一定の収入得ているのならば他社のアルバイトにてをつけない方がいい。友達が「人手不足だから少しでいいから手伝ってくれ。」も危険である。A頼まれたらBも来る。Cも来ればDも来る。週1日でいいから、が週3になれば自分の本業を侵食する。
自分の本業を遂行する際に力がアルバイト水準に下がっていくことがある。これやって私は結構な損をした。

6・社会スキルのない人から何か仕事やプロジェクトの案件が提案された場合、即お断りする。最初に乗ってしまえば抜けることができない。概ね連絡がない、先方都合で方向性を変えるや辞める等の兆候に表れる。

7.慌てず、止まらず。これは私が現在研究中のジョン・ボイド大佐OODAループの考えに似ている。慌てるとは手順を飛ばしてスピードだけが先行していく状況。要は速くても遅くても止まらなければ良い。

8.周囲の状況に振り回されることなく、順応して行動する。

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