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Channel: ケトルベルスイング 公認インストラクターによるブログ
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スイング、なぜ基本か

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こんにちは。



7月24日にFMSを取り入れたケトルベルワークショップ実施予定。



左右差や上下差の解消に役立つでしょう。








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スイングなぜ?



パベルが今世紀初めてにケトルベルのトレーニングをアメリカに広げた時、ロシアで基本種目のスナッチとベントプレスを主に教えた。
ところがアメリカおける肩の硬さや骨盤、腸腰筋の硬さを見かねて基準を大幅に落とした。ゆえにゲットアップとスイングがRKCやSFGで取り入れられている。



ケトルベル代表するジャークがアドバンス種目に位置づけられているのがやや違和感あるが、国民性からしてロシアは皆肩が柔らかいのだろうか?確かに日本でもジャークなどとてもやらせてはならない硬い人多い。



スイングがもたらすもの、柔軟性と背部の連動パターン植え付け。そこでゲットアップで肩柔軟を掛け合わせると頭上へ挙げるスナッチ、ジャーク、ベントプレスができる。






松下タイケイ

優先する

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こんにちは。

優先事項の混同、これは失敗しても言い訳に使えるし責任問われにくい。
Xをやらなければならないのに「YをやっていたからXができなかった。Yだって重要だぞ!!」と言い張れる。

最近読んだ本でNFL(アメリカプロアメリカンフットボール)のある監督が部下に命じて球場を照らす太陽の位置を観察・記録させていたという。陽が選手の目に入らないよう作戦を組まなければならないと考えたようだ。

「なるほど!」と思いがちだが、優先度的に高くない。

さらにこの監督、選手たちの昼食時間短縮して練習時間を増やしたい一心で、食堂の列を整備し始めた。例えばハンバーガーにケチャップかけたい人の列とそうでない人の列の仕分けを食堂内で作ったとか。

名将とうたわれたこの監督を、球団オーナーは即解雇した。名声あっても優先度間違うとこうなる。

これ読んだときに最近辞職した舛添元都知事を思い出した。美術館巡りの理由を「私は美術が好きなので、2020年東京五輪の際に観客向けに営業時間を延長してもらえないか要望を出してた。」と誰が考えても優先しなくてよいことを都知事としてやっていた。一職員がやれば済むことだ。

優先事項をまず先に並べて大切なことからこなす。これを知っておくとトレーニングや日常生活もスムーズにいくし、えらい人や名のある人が目の前にいて何か間違ったことをやっても「優先順位」の尺度で見ることができる。

スイング

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初心者下半身動力、上級者になるにつれて上半身の動力を動員することで肩の高さまでケトルベルが振りあがる。

下半身の動力だけがスイングだとすると、スナッチがうまくできないことが多い。ケトルベルのインストラクター認定コース(SFGやRKC)でもスイングで上半身動員できない人はスナッチテスト(5分以内で100回)を苦しい思いでこなす。

幸か不幸か私がインストラクター資格を最初に取得したころはスナッチがスイングより優先されていたため、上半身を使った反動をうまいこと練習していた。そのあとにスイングを調整した形になったが、これが良かったか否かは賛否両論といったところでしょう。

スナッチ、ベントプレス、ゲットアップ、ミリタリープレスなど頭上へケトルベルを挙げる種目で広背筋の動力を模索しつつスイングをやるのがおすすめ。

松下タイケイ

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FMS - 運動機能チェック+ケトルベル ワークショップ2016年7月24日(日)11時30分~15時30分 東京 新宿

スイング、高さや腕など

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こんにちは。

ケトルベルのインストラクター定義は簡単なようで難しい。ただ、昨今痛感したのが、インストラクターコースを通過したから即インストラクターというわけではない。

パワー発揮するのに必須なエゴや利己主義、自己中心性をどのタイミングで引っ込めて、一般常識と向き合うかある程度心身を緩和しなければならない。

あとは有料で指導するのであれば同好会や友達付き合いの感覚を一切放棄すること。因みに私が7年毎週のように指導している方とは、会話最小限で飲食や他交流も皆無。トレーニングして後片付けして私は即退散。相手の時間や空間を侵すことが彼らの不利益に繋がるから。例えば私が大声で要らぬ自己主張すればそのあとの彼らの思考に悪影響与える。目標の観点からしたら何らいみがない。

それでいて親しくお付き合い頂いている。



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スイング
基本的にスイングのフォームは安全であれば多少のバリエーション加えてもいい。

私はやらないが次のような形がある。

ケトルベルを頭上まで振り上げる
アメリカンスイングと言われる。両手で頭より高い位置にあげるもの。
効いているのであれば問題なし。ただケトルベルがフリップして前腕に当たらないよう注意。特に頭の真上でケトルベルが逆さになる状態は避けたい。これは振り下ろすのに苦労する。

ケトルベルを引きつける
両手でスイングしてひじ曲げてケトルベルを引きつける映像をみる。基本は肩をパックしてひじをまっすぐにした方が正しい連動になる。ひじ曲げても危険はない。肩のパック感覚を習得してからやるか、片手でやるかのほうが良い。

特に片手でスイングしてひじを曲げるスキルは、スナッチの習得に繋がる。


松下タイケイ

7月24日(日)FMS(Functional Movement System)

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7月24日(日)FMS(Functional Movement System)とケトルベルを使った運動機能向上をテーマにしたワークショップを実施します。
各個人の運動機能の改善点をチェックしつつ、ケトルベルや簡単な運動、ストレッチを利用して左右格差や上半身・下半身連動を向上させていきます。
松下タイケイ
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GSに関して

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こんばんは。

GS(ケトルベル競技、ギレヴォイ・スポーツ)とは10分間の間に1回の左右持ち替え挟んでケトルベルのスナッチ(ワンハンド)、ジャーク(ワンハンド)、ロングサイクル(ワンハンド・都度クリーン)、10分間床の着地が許されないダブルジャーク、ロングサイクルダブルジャークを競うもの。

同じケトルベルを競技化したものとはいえ、私が教えている内容に比べると奥深く流派あり、さらに指導者や競技団体も多数ある。

目的は10分間で床へ置くことなくどれだけ回数を挙げるか、なので基本動作に加えて呼吸や脱力のタイミング、オーバーヘッドとラックポジションでの維持の仕方など色々ある。。。。。らしい。

パベル・ツァツーリン曰く、1985年頃までのソ連ではルール上ジャークのラックポジションの時に肘と胴体との接触を禁止していたらしいので今に比べるとはるかに辛かったとか。

今ではラックポジションをどう制するかがカギになっているとかで、昔聞いた話ではシャツに滑り止めチョークをまぶしたり意図的に太ってケトルベルを楽にラックできるようにした人もいるとのこと。

正直なところこれ以上は知らない。私が教えているトレーニング向けのケトルベルとGSの間に道がなくはないが、あえて延長にあるとは思えない。

競技である以上怪我をする、これは野球もバスケットボール、ウォータースポーツやウィンタースポーツも同じ。競えば怪我しやすい。ましてや柔軟性備わっていないうちにジャークやスナッチを始めれば関節を怪我する人が出てこないわけがない。

アメリカのGSにおける先駆者、キャサリン・アイムズ曰く、ハードスタイルつまり私のように筋肉収縮型のケトルベル手法は筋肉を鍛える、GSはそれ以外を鍛える。
これは名言。

ちなみに私が高回数スナッチやるときはGSの要素を少しだけ入れている。ジャークもたまにタイムセットを取り入れている。全く無縁ではないが、競技そのものに興味わかない。

以上私のGSの見解はこんな感じで投稿1つでもまとまる。

松下タイケイ




ケトルベルのチョーク

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こんばんは。

ケトルベルのハンドルにチョーク。

冬は使わない。湿度の高い夏はハンドルが濡れている感触あるので32キロ以上のケトルベルやボトムアップでケトルベルを逆さに持つ時はつけている。

昨年末に引っ越してきた今の場所は運河の交差点のせいか、一段と湿度が高い。前はマンションの7階だったので風通しがよかったのかその心配はなし。

滑り止めのチョークはテクニックの未熟さを解決するには至らない。これは「あなた初心者だからテクニックや力がないんだ。。。。」ということではなく、12年ケトルベルやっている私もチョークが決定的に解決したことがなかった。

実は今の自宅に引っ越すまでほとんどつかってこなかったのが実情。

すっぽ抜けが怖かったら:
24キロのすっぽ抜けが怖かったら16キロのケトルベルに落として練習すること。
すっぽ抜けが怖いケトルベルしか持っていなかったら鉄則は「外で!!」。
人や動物が周囲にいない公園等に持って行って行う。すっぽ抜けが怖くない環境でテクニックが磨かれる。

松下タイケイ

2016年7月24日(日)FMS(Functional Movement System)

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本日のワークショップご参加ありがとうございました。

ちょっと異色のワークショップ、FMS中心に展開。

松下タイケイ

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トレーニングに関するツイート

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おはよう。

本日から盆までケトルベルやトレーニングと関係ない旅に行ってきます。
行き先はマルタ島とイタリアのローマ。

ローマはかつて幼年期を過ごした場所。


昨今のツイートに関して:

●世に言うベストなトレーニング方法と、ベストな結果を出すトレーニングは違う。テクニックができて、疲労困ぱいにならなければそれなりに成果がでる。

一番良い方法を模索しながら結局結論出せずに何もしないのが一番マズい。
テクニックやトレーニング内容を10%から20%増しに改善し、それを継続していけばよい。ベストな結果を出すトレーニング方法あえていうとすれば、継続してそれぞれのトレーニングで向上していくこと。

どういうダイエットを運動やトレーニングと合わせるかは色々ある。しかし原則は食す、食さざるのタイミングだと思う。

世にダイエット方法はたくさんあれど、根本は人間のホルモンのサイクルに合わせて行動、運動、食事をすることのような気がする。

原則は:
過酷な労働や運動をできるだけ避ける。避けられない時は瞑想やリラクセーション方法を導入する。ストレス+良いと思われる普通の食事は太る原因になりえる。
糖質制限は正しい。私は全般的に小麦粉が大敵だと思っている。繊維質ある野菜などからの摂取がおすすめ。
良質な脂肪やたんぱく質はOK。
間食はホルモンバランスを崩す要素になる。30歳超えたら間食を控えるべきだと本に書かれている。


効率の良いトレーニングの時間帯、あるかもしれないが概ね起きていて器具があればいつでもいい。トレーニングと、効率はある意味相反する言葉同士。

ある意味効率良くない負荷を抱えるのがトレーニング。効率という言葉が適していない。
一番良いトレーニング時間帯を公言している人は実際それほどハイレベルなトレーニングをしていない気がする。なぜ選ぶ?

ケトルベルの上級インストラクターが集う場で学んだこと。知らないことを率直に認める、他者の悪評を流布しない、一定の距離感を互いに置く、過去に執着しない、人の話を最後まで聞く。これらを尺度にすると物事うまく行く。

ケトルベルのインストラクターコースに初めて参加したとき、パーソナルトレーナーの方々がパベルへの質問で「どうやったら集客?」「こういうお客さんがいて悩んでいるのだけれどどうしたら。。」という質問をしていたのを覚えている。

インストラクターコースは世界有数のトレーナーやコーチが主催していた場所で彼らの生きざまを間近で見ることができた。末端の手法ではなく、原理原則、人間としての在り方を学ぶに絶好の場だった気がする。

●トレーニング成果を達成した時を振り返ると、1つのことだけやって達成したためしがない。だいたい複合した要素が相乗効果を成して成果に結びついたことが多い。逆もしかりでうまくいかない時はマイナスの相乗効果が絡んでいる。

「強くなった」「懸垂の回数があがった」「楽にできるようになった」「左肩関節が柔らかくなった」

これらについて「どうやったらそうなった?」と聞かれると100くらいの要素が複雑に絡んでできたとこたえざるを得ない。
1つの答えで1つの問題を解消することは滅多にない。

●ケトルベル持って腕脱力すると、より胴体の力に依存するような形でトレーニングできる。

腕を脱力するとケトルベルの負荷が腕を素通りして肩に及ぶ。広背筋と上腕骨がわずかながら連携しているところを利用して広背筋を収縮。これがケトルベルと広背筋→胴体の連動につながる。

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松下タイケイ








重版など

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こんばんは。

先日ケトルベルマニュアルの重版されたバージョンが手元に届く。
おかげさまで初版は完売、ツイッター見ても今までにないくらいケトルベルが語られている。当然私の仕業がすべてではないが、一時ケトルベルが日本からなくなることを恐れてパニックになりひたすら活動を続けていた時に比べると安心感ある。

どちらかというとケトルベルを広めたいという気持ちより、トレーニングの概念や奥深さを色々な人が出版やセミナー活動通してどんどん伝えていってほしいということの方が大きい。


トレーニングの成果

ミリタリープレスをやっていると、筋力向上だけがトレーニングではなく、同じ重量を寸分違わず同じように挙げることが求められる。

数年前にアーチェリーやっている学生さんと話した時に、アーチェリーは全く同じように的へ射ることができれば百発百中当たると言っていた。

例えば100の筋肉量があって40キロのケトルベルをスムーズに挙げた、これを全く同じように挙げれば問題ない。

しかし、筋肉が増量して120になった時にどうなるか。状況が同じではないので筋肉が増えたにもかかわらず40キロが挙がらないことも十分考えられる。

つまりトレーニング成果にはスキルを磨く(間違いなくケトルベルを挙げる、余計なことをせずに全く同じことを行う)ことと、力をつける側面がある。

つまりトレーニング成果とは秩序の破壊(力の増強)とスキルの回復の2面がある。

強くなる = 下から

ミリタリープレスが強くなりたければ、胸より下の体増強と胸以上の柔軟化、そして初動で活性される筋肉の増強(ミリタリープレスでは上腕三頭筋)でしょう。
体増強の面はスイングやダブルフロントスクワット、パワーリフティング種目などが役に立つと私は考えている。
片足スクワットや肩手腕立て伏せでの体幹能力の向上も良いでしょう。


松下タイケイ



初動の筋肉

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こんばんは。

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ミリタリープレスの初動筋肉がどこか。上腕三頭筋と腹斜筋を同時に突き放すことでケトルベルが動き始める。
これがわかるのは軽いケトルベルをクリーンし、ミリタリープレスする時。

脇をしめたところから上腕三頭筋と腹斜筋同時に力入れると脇が開いてケトルベルが挙がる。これが初動。

背筋まっすぐにしたまま腹部を引っ込めるイメージが妥当でしょう。

これをなぜ軽いケトルベルでやるか。32キロ挙がる人は16キロか20キロ、36キロ以上は24キロで。
この脇を開く動作が非常に微々たるもので、大きいケトルベルだと気づかないくらい小さくなるから。
軽いケトルベルだと意識できるこの動きが大きいと忘れてしまい、時としてやっていないことも出てくる。

だから軽いケトルベルでのミリタリープレス練習が必要なのだ。

重いケトルベルを度々ミリタリープレスしてきた人が、ある日突然「あれ?挙がらない」の原因、大半はどこかでスキルを忘れてしまっていることが多い。
スキルは軽いケトルベルで磨いてみよう。

松下タイケイ

サイクル

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こんばんは。

現在韓国のSFGレベル2アシスタント向けてのトレーニング中。

ミリタリープレスを32キロから40キロと次々と使いながら3回目のミリタリープレステストに向けてトレーニング。
まだいかんせん44キロはしばらく挙げないと体が忘れる。

自分のサイクル

2007年のインストラクターコース参加以来、自分のサイクルは

トレーニング→ケトルベル認定コース参加→指導→トレーニング→ケトルベル認定コース参加→指導

となっている。この道を外したことは今のところない。外すとどうなるかもわからないが、少し前に国内で認定組織を作ってやろうという誘いには乗らなかった。自分としては海外の恩師たちを裏切ることできないのと、指導力も実力も未熟を自覚しているから。
言ってみれば失うものの方が多いわけで。このサイクル取り上げられると元の自分に戻る気がしてならない。

スイングの回数など

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スイングは原動力、臀部から広背筋伝って腕へ力が流れ、また臀部から大腿部伝って足裏へ力を伝える。

臀部や骨盤、そして膝の前傾を最小限に抑えながらできるようになると競技でも最小限の動きで加速や瞬発力発揮が可能となる。

1セットあたりの回数は5回~25回。最大でツーアームスイング1分、ワンアームスイングはバランス崩しやすいので回数は1~15回、最大で30秒。

経験上、腰方形筋の極度な収縮は骨盤の傾きにつながるため、スイングのやりすぎはよくない。無理ない範囲で体壊さない程度に行う。
15回やるのも負荷であれば、体が想定しない15回から7回に減らすのもまた負荷。要は体が想定しない回数セット数を行う。

10回5セットを週3回ではなく、 15回1セット10回1セット20回2セットをやった次のトレーニング日は7回を3セットにするなど、変則で脳や体に追いつかれないようにすることが必要。
もう一度いうと、減らすも増やすも同じ「負荷」。

松下タイケイ

肩関節のリミッターとミリタリープレス

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侮れないラックポジション。ここからミリタリープレスやるのにラックの微妙な角度が関与してくる。
広背筋が完全収縮、そして腹斜筋が上腕三頭筋から離れていることがミリタリープレスのスタートポイント。

広背筋の収縮が足りないと肩関節が代わりに収縮し、肩の可動域を制限する。だから挙がらない。

松下タイケイ

スイング

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スイングは教えるのに5分、マスターするのに10年といわれるように、単純にして難しいケトルベルの基本種目。

これをやらせてみると人間の動きが正直にわかる。上半身、下半身の微妙な違い、連動パターン、すべて。

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振り下ろす時に膝が前へ出やすい場合は、尻を後ろへ引くよりも尻を上へ突き上げる。
仮に自分にしっぽが生えているとしたら、そのしっぽが上を向く。そんな心づもりで。
かつ、胸と頭を極端に下げない。

振り下ろす際は次の2つを同時に。
1.尾を上へ向けるがごとく尻を上に突き上げる。
2.胸と頭を下げない。目線は真正面見つめたまま。

後ろへ引いた勢いとそれを阻止する上半身との間に発生した張力が反動を生み出してケトルベルを振り上げる。

膝が前へ移動するとこの張力が減って勢いが減るのだ。

ケトルベルになぜ勢いが必要か?勢いついたケトルベルを全身使って制御することで持久力やパワーがついていく。こういうこと。

松下タイケイ

セット位置

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スイングのセットポジションは比較的リラックスした感じで。しかし、脇の下に力込めて腕と広背筋の原動力を直結するようにする。するとケトルベルが手前に引きずられることがあるので、ここがポイント。

意図的に前進脱力してケトルベルを前にセットしてスイングの開始ポジションになる。
そこから脇の力を肘伸ばしたまま入れるとケトルベルが若干動けばOK。それが自分の動力におけるベストポジション。

開始ポジションが悪いとスイングも悪い。

たぶんスポーツ選手も構えが悪ければそれに続く動作も悪くなるでしょう。

松下タイケイ

ゲットアップ、機能を集約

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ゲットアップは運動機能を全部網羅したものだと、FMS(Functional Movement System)の著名なトレーナーであるグレイ・クックが言っている。昨今NFL(アメリカのプロアメリカンフットボールリーグ)ではベンチプレスに代わるトレーニング手法としてゲットアップが取り入れられるようになったみたいで、この傾向は少しずつでもトレーニング界に影響してくるのではないかと勝手に思っている。

拙著ケトルベルマニュアルと、このブログ投稿を読んで頂き、そして日ごろのトレーニングに導入してもらえれば皆さんも時代の先取りができるのではないでしょうか?

(お断り:写真の右上の階段でこちらに脚を向けている昼寝中の方が写っている。著者とは関係なし)

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最初の段階、つまり肘へ重心を移動させる場面は写真でいう右足の踏ん張りで床を押し、同時に尻の右側を引き締める。ゴルフスイングやバッティング、格闘技の打撃などの初動動作が含まれている。
ここで起き上がれないとしたら、あるいはきれいにすんなりと行かない場合はここで起き上がれない。左脚が宙に浮くこともあるでしょう。

その場合、右足の踏ん張りと右尻の引き締めを強化するだけでなく、腹圧を呼吸で作る。できればやる前に腹筋を活性させる運動をやってからすぐゲットアップ。

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トール・シット(tall sit)と呼ばれるこの姿勢は背筋をまっすぐ、つまり自然でなめらかな脊髄カーブを重量持ちながら維持すること。後ろの手を体に近づけつつ、できるだけ左耳と左肩の距離を最大限に離す。
軽い重量でも良い。床についた手を小指側に旋回して右腕のケトルベルを肘まっすぐのまま後ろへ移動させると胸椎ストレッチになる。

胸椎の柔らかさをいかなる体勢になっても生かすという意味合いがここに含まれている。

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トール・シットが胸椎を広げる体勢ならば、次に腰を浮かせて片膝になる姿勢は肩の安定性をチャレンジする。投球の際に必要になる姿勢でしょう。一瞬とはいえ、体全体を右足と左手だけで支えている。この際に体に力の漏れがあると、競技中にも漏れが発生してくる。

私は最近人にケトルベル指導する際、この部分だけを繰り返しやってもらっている。膝付いた体勢から脚を前へ出して引っ込めるので「キックアウト」という名前を勝手につけている。

さて44キロを手にしてこのキックアウトなどやったらどうなるか。。。。



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片膝から手を床から離してランジ体勢。ランジが運動機能の主要動作になっていること考えてもこの部分は欠かせない。
手を床についた、離した、この繰り返しは右肩関節の可動域運動になる。当然私はこの部分だけを抽出して指導に生かしている。

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ランジ体勢から立ち上がるのを私はあまり重視していない。もし部分的に抽出するつぃたら、ここから歩くといいでしょう。この記事最初に集団でゲットアップやっている写真あるけど、これはゲットアップで立ち上がってから野球場2面分歩いて、到着先で床に戻るというもの(2009年当時の認定コース)。

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左右差意識を根付けるのと可動域を広げるのに良い。


あとは上から床へ戻る際も慎重にかつ重要視すること。

松下タイケイ



ゲットアップのハイブリッジ

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2009年から2012年頃のゲットアップにハイブリッジという体勢があった。写真でいう真ん中で腰を思い切り上へ突き上げているところ。


写真でいえば、上半身左側から左膝までほぼ一直線になっているほど左側の尻を引き締める。

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ケトルベルを右に持った場合、右の尻を引き締める。腸腰筋が固いとここまでできない。

集団で行っているのがこれ。


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これがしっかりできていないと当時のケトルベル認定コースは不合格だった。それだけ認定インストラクターは鬼のようなあるいは悪魔のように細心な目でチェックしていた。

その採点側に自分がなってみて、その細心な目から見えてくるフォームの漏れがどれだけ色々な失敗に繋がるか理解してきた。

このハイブリッジの姿勢、どこで見るか?野球のピッチャーの投球の瞬間、つまりボールが手から離れるところに似ていないか?ケトルベルがボール、張り詰めた骨盤。あるいはムエタイ選手の回し蹴りでも良い。

この姿勢になって静止した時に:
1.息を吸って吐いてみる。とにかく止めない。
2.力がいまいち発揮できないところがないか?例えば骨盤まわりに硬い部位があるなど。

スポーツやっているみなさん、この辺チェックをしてみましょう。ケトルベルなかったら軽いダンベルで、あるいは素手でもOK。

松下タイケイ

食事

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あははは。。。
では食事についてと、私に語る資格はあまりない。
これまで体重を落としてはまた増やしの連続で、腹筋が割れているわけでもなくしかしケトルベルの本まで出版している。特に本の撮影時は自他ともに認める体からしてあまりシェイプアップされていなかった。

元々大食いな方で、それに加えて体重を要するアメリカンフットボールなどに関わってさらに食べるようになりとその名残を20年以上引きずった形。

概ね体重は80キロ後半、現在は前半。

年齢的にも食事に気を付けているのと、悪しき大食いの習慣を節制しようやく落ち着いた体重になった。
正確かどうか否か、前に測った時は脂肪除いた体重が77キロだとか何とか。。。。
82キロになれば腹筋割れるかと思ったがしかし割れなかった。

10月に韓国の認定コース行ったときに体重を一気に5キロ落とした。
1.蕎麦、うどん、パスタは全面的に排除。ごはんはOK。炭水化物は繊維質のある野菜から主に摂取。
2.朝、昼、晩以外はゼロカロリー。コーヒーにミルク入れることも不可。甘味は夕食後に少し。
3.さらに昼を軽食に置き換える。

トレーニングは随時、水(H2O)をとにかくたくさん飲む。

最も重要なのは2、つまり食事のタイミング。インスリン等ホルモン分泌のタイミングと食事を合わせると体重が意外に落ちる。大きいところでは間食をゼロに。

松下タイケイ


イメージ作り

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トレーニングにおける頭でのイメージ作りはどんなものか。
要は挙げる前にすでに挙がったイメージを頭に描いている。言えば単純だがそう簡単じゃない。
まあ、簡単と単純は全く違うもの。簡単で複雑なものがあれば、単純で難しいものもある。

イメージ作り、私の観点でいえばヘトヘトになってどん底から復活して上昇していく時に起こる「無」の状態でのイメージ作りが役立つ。元気なうちは集中力が拡散される。
そういう時にイメージは沸かない。
余計な感覚を全部排除して、集中した瞬間に沸くイメージが本物。

ゆとりあった時のイメージ作りは本当かウソかわからない。これが厄介なところ。

Freedom Flight
ラニー・バッシャムというアメリカのライフルオリンピック金メダリストがフリーダム・フライトという本を書いた。創作と実話を混ぜた短い教訓本でありながら、イメージ作りをうまいこと描いている。

主人公(ラニー・バッシャム)がエジプトのライフル大会に向かう飛行機の中で、チームキャプテンの海軍士官と同席、そこでの会話が物語の中心。
1.チームキャプテンのジャック・サンズはベトナム戦争でA-6爆撃機のパイロットとして出撃中に撃墜されて北ベトナム軍の捕虜となった。
2.捕獲された直後に暴行受けて、竹で作った箱に閉じ込められる。その後6年に渡って拷問や栄養失調を経験しながら捕虜生活を経験。
3.その間頭の中では好きなゴルフのことをひたすら考えていた。
4.ベトナム戦争終結後にアメリカ機の出迎えにより正式に釈放。アメリカのサンディエゴに到着後医療施設に車で向かう。
5.医療施設向かう途中でゴルフ場があったので、頼み込んでそこへ立ち寄ってもらう。そこで捕虜になった事情と昨今釈放されゴルフが無性にやりたいと声を上げたところ、たまたまそこにいた海軍を退役した人たちの協力で道具とウェア一式揃えて一緒に18ホール回った。
6.ジャック・サンズのゴルフスコアはこれまで出したことがない最高の「パー」。
7.6年以上ゴルフやっていなかったにも関わらずなぜできたか?①ひたすらゴルフのことを考えていた ②ここ6年間一度も負けたことがない(頭の中では常に勝っていた)。
8.この話を聞いたラニー・バッシャムはエジプトのライフル大会でチーム優勝、その後のモントリオールオリンピックで金メダルを獲得した。

アメリカ海軍特殊部隊のSEALs、そのスナイパー養成コースでこのイメージ作りのコンセプトが取り入れられ、それまで10%前後だったコースの合格率が90%強まで上がったとか。

みなさん、頭の中でパッと思い浮かんだことの方がそうでないことより上手くできた経験ないでしょうか?

私はアメリカンフットボールや格闘技の経験からして1秒前くらいにイメージ浮かんでそれが現実になったことが度々ある。

是非ともそういう瞬間を探してみてはどうだろう?

松下タイケイ

スイングとゲットアップ

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写真はゲットアップでもスイングでもなく、ボトムアップ・プレス。

昨今のトレーニングはファイターズプルアッププログラムでプルアップ(順手懸垂)、44キロでワンアームスイング、44キロでゲットアップ。

さらにバーベルを50キロほどそろえたのでそれでミリタリープレスとザーチャースクワット(腕を折りたたんだ肘にバーベルを挟んでスクワット)の技術練習。

バーベル取り入れてから肩の骨格が変化している気がする。また、44キロのゲットアップとスイングが少し楽になった。

最近、ストロングマンのトーマス・インチ(日本ではインチダンベルが話題に)の本を読んで感銘受けた。
セット始める前に必ずグリップのトレーニングを取り入れていたという部分を真似し、プルアップ前にバーベルプレートをうちわであおぐような動きを取り入れて前腕パンパンにしたままプルアップ。

するとできないできない。プルアップ前はやめてスイングやゲットアップ前に取り入れるようになった。

トーマス・インチはイギリスで活躍、1881年に生まれ、1963年の誕生日前に亡くなっているから91歳。
健康方法まで色々書いてあるから読む価値はあるのではとこれからも繰り返し読んでみる。

若木竹丸も同じように88歳とご長寿だったのと健康法とトレーニングについて丸一冊書いている。

松下タイケイ

ボトムアップスクワット

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スクワットが上半身のトレーニングに効くというと違和感あるかもしれない。
拙著ケトルベルマニュアルにも掲載していないボトムアップシリーズは、ボトムアップクリーンからプレス、ゲットアップ、スクワットがある。その中でスクワットは広背筋や胴体のスタビリティと筋力をチャレンジするのに適している。

まず必ずボトムアップクリーンを丁寧にやることが大前提。

とした上でボトムアップの状態でフロントスクワットやゴブレットスクワットの要領でしゃがんでいく。

顔の方に手をそえて万が一ケトルベルが傾いた時に顔面へぶつからないようにすると良いでしょう。

バランスとるために本来外へ膝を開くスクワット動作が、場合によって膝が前へ動くやや不自然なスクワットになりやすい。そこがチャレンジ。

しゃがむにつれて肘と胴体の距離が大きくなるため、全身で安定させなければならない。そこが上半身強化につながるところ。

松下タイケイ





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