こんにちは。
6月7日(火曜日)の19:00、神保町の書泉グランデにてケトルベルマニュアルの出版イベントを予定。
平日なので参加が難しい方もいるかもしれない。ただ、参加費無料で書籍購入の条件も不要なのでもし指導歴9年目のインストラクターからケトルベルを学びたい方はぜひご参加を。
奇しくも9年前のこの日は人生初のインストラクターコース前夜。記録がこのブログにしっかりと残っている。
アメリカ ミネソタ州セントポール 6月7日 19:00頃
ヒルトン・ガーデン・ホテル内でRKCの前夜祭有り。
シニアインストラクターのマーク・リフキンド、夫婦でインストラクターやっているフランツとジョアンナ、怪物インストラクターのブレット・ジョーンズと談笑。フランツとジョアンナとは特に話し込んだ。
ドラゴンドア社のジョン・デュケイン氏とも挨拶。
最後にパベル・サッソーリンと握手、思ったより背丈大きい。
この日のハイライトが受講生で170センチしかないのに600ポンドのデッドリフト、つまり272キロを床から上げた人がいた。愛想のいいその辺にいるお兄さんという感じだが。
他、どこからみても普通の女の子にしか見えないなど参加者はさまざま。明日6/8早朝から地獄の始まり。
なぜケトルベルか?
直近で私がバーベル使ったトレーニングしていたのが20年以上前。アパートにベンチプレスのセットを設置したが、2階だったために階下から苦情が来て撤去。
自宅でベンチプレスやスクワット、カールなどやるのも効果の点からしても悪くはない。問題はやり方や注意点、安全配慮などの情報が欠けていたことに大きな問題あった。
バーベルは見よう見真似で何とかできるが、ケトルベルを見ただけではどうしても????使い方わからないになってしまう。
あたかもスクワットのようにしゃがんでやるケトルベルスイング、これでスナッチをやったがために胸やけが発生したという報告を受けたことがある。
ベンチプレスも上位パワーリフターと一般の人とではテクニックやトレーニング手法に大きな隔たりあるかもしれないが、大きく間違うことはないでしょう。でもケトルベルは真似ではできない。
だからケトルベルインストラクターという資格が派生し、全世界に展開していったのだと思う。
ケトルベルを北米に大々的に広め、私の師でもあるパベル・ツァツーリンはパワーリフティング、武術、生理学、脊髄の知識などケトルベル以外の要素を盛り込んでケトルベルの指導プログラムを形成している。
本国ロシアへパベルの本が逆上陸したこと考えても今やケトルベルのトレーニング手法は世界最先端といえる。
ドクター・スクワットと呼ばれたフレッド・ハットフィールは当時のスクワット世界記録を更新、彼の著書でバリスティック(反動つけたトレーニング)とプライオメトリックス(体へ衝撃を加えてそれを吸収するトレーニング)が必要だとしている。
バリスティックは脳が怪我防止のために制限かけている筋肉の伸縮幅を広げてくれるとか。
普段最大50しか出し切れていない力も反動つければ制約の線を割って60、70といくかもしれない。
脳が60、70の力を発揮しても怪我しないことを認知すれば同じ筋肉量でもそれくらいの力を普段から発揮するようになる。これがケトルベルスイングやスナッチ、ジャークなどの秘密である。
だからケトルベルやろう。怪我することなく安全にできる、これを指導できるインストラクターから学ぶか私の書籍を入手いただいて独学するかをお願いするところ。
9月には都内でHKCという簡易インストラクターコースがRKCマスターインストラクターによって行われるそうなのでこれも併せて。
ケトルベルの組み合わせ
いつもケトルベルのトレーニングと組み合わせて何かをやってほしいと、人には推奨している。
組み合わせとしては:
ケトルベルスナッチ - 格闘技全般(打撃、組技含む)
ケトルベルアームバー、ゲットアップ - 組技系格闘技
ケトルベルスイング、スナッチ、ゲットアップ、スクワット - 登山
特に現地でない限りなかなか登山のトレーニングができない。もし平日仕事があって歩く、走るくらいしかトレーニングできないのならば一畳スペースでできるケトルベルは絶好。
ケトルベル ダブルスイング ダブルフロントスクワット - パワーリフティング
アームバー、スイング、ゲットアップ - 球技全般
ケトルベル ダブルスイング、ダブルミリタリープレス - 軍、自衛隊、警察、消防など
軽いケトルベルスイング、スナッチ、ゲットアップ - ダイエット
私が何年もマラソンやらないで、ある日突然皇居2週する羽目になったときも疲れ知らずで何とか走ることができた。当然練習していないのと体重あるのとで少々無理あったが、ケトルベルは色々なところで役立つ。
松下タイケイ