昨日、一昨日は東京都で最高峰の雲取山へ登山。標高2017メートルを2017年に登頂するという一見シャレみたいなもので、実際頂上に2017年記念の柱が立っていた。
2017年記念を狙ってか登山装備不足な人たちとすれ違ったが、この登山は片道6時間、12時間ぶっ通しで登るのは無謀なので山荘かテント泊が必須。これ読んで「行こう!!」と考えた人はまず周到な準備と宿泊予約を。
登山前日はバーベルでフロントスクワットと同じくバーベルでミリタリープレス。これに36キロ2つのダブルスイングを加えた。
これが功を奏したか山登りで脚が比較的楽に動いた。登山にスクワットは必須だと私は思う。
長距離歩くにあたってのポイント:
1.背筋のスタビライザー、つまり背筋のバランスをとるにあたりスタビライザーと呼ばれる筋肉群が発動する。ただ何時間も単調な動きを続けるとこのスタビライザーが硬直して作用しなくなる。これが疲れの一因。
2.使うスタビライザーが時間の経過につれて変わってくる、つまり背骨周りが固くなったら次は肩、骨盤、脚、足に広がるのではないかと考えられる。科学的根拠はない。
3.腕を振ることで背骨のスタビライザーが軽減されるとマクギル博士の本にあった。無意識に腕が動かなくなっていたら意図的に動かすと疲労度が軽減される。
4.マクギル博士によるとザック(リュックサック)の荷物重心は環境によって変えるべきとある。悪路や不安定なルートの場合、ザックの下部に重いものを詰め込み、普通の道であれば上の方が望ましい。これは数時間経過すると疲労度の格差が開いてくる。
とにかく辞めない
トレーニング関連の企画で人と提携した時に何度か「やっぱりやめます」と途中で辞められることが多々あった。
これも貴重な教訓で、どんな肩書や経験持っていてもまず人を観察した方がいいということで。
登山の場合安易な気持ちで登り始めると時間の経過とともに文化・文明から遠ざかり、仮に遭難した時に他人の手は届かない。「やっぱりやめます」はタイミングによって引き返すことができない。コンビニはもちろんなし、水源やトイレも数キロ間ないことが多々ある。
辞められないのだ。
歩いている最中に脚や骨盤まわりに痛みが発生してもただひたすら前に進むしかない。でないと他人に迷惑がかかる。痛みがあっても歩ければ歩く。そして痛みも下界である程度想定しておけばそうたいした心配はない。
脚がつっても自動修復する。
スポーツで脚に違和感ある選手が交代することあってもそれは得点できない、防御できないというデメリットがあってかつ控え選手がいるから。
他に選択肢がない状況では前進するだけ。そのためには事前に計画や準備を
これが意外にできないことが多い。
松下タイケイ