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Channel: ケトルベルスイング 公認インストラクターによるブログ
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力はスキル

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こんばんは。

「Strength is a skill」
「力はスキル」

とパベル・サッソーリンが言っていたが、これ本当に的射ている。

力がある、ないの差があったとして、力は同時にスキルでもある。

マーク・リフキンドは

「Strength is a choice」
「力の出し加減は自分で選ぶもの」

と言う。


力はスキル、力は技術。
かつて格闘技のクラスで悔しさ紛れか「技術で勝たなきゃだめだ!!」と言われたことある。
いや、力も技術なんだ。

パルクールで塀や障害物飛び越える力がスキルであれば、一歩も動くことなく力を発揮するパワーリフティングもスキル。

こんな極端な例ださなくても良い。
体重を70キロにキープして最大限の力を発揮するのはその人の選択肢。対体重の相対的な力で立派な目標だ。

私はというと、右で発揮できる力を左でしっかり発揮したい。左半身の姿勢が右半身とあまりに不均衡なのでこれを均一化したい。右でどれだけ力つけたとしてもやはり左に追いついてほしい。これが私の力の選択。
その前は猫背を治して最大限の神経を発揮する。これは何とか実現した。

そんなこんなで私の周囲に自分より高重量挙げられる人がいたらどうするか?
それはもちろん大歓迎。むしろどんどん出てほしい。

要は自分なりの力のスキル、力を出す方法(選択)が大切なのだ。


松下タイケイ


潜在意識 トレーニングの関係

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こんばんは。

トレーニング目標考えた時に強くなる方程式があるか否か。

まず「強い」を考えると、これは一概に筋肉の作用だけでなく、様々な要素が絡んでくる。このブログで何度か取り上げたトレーニングの優先順位1. 柔軟性・可動域 2.持久力 3.スタビリティ(バランス) 4.力 5.パワー の総合力が「強い」になる。

力がなければパワーが発揮できない。力を重い物を1日がかりで移動しても構わない、という基準に例えるとパワーは重いものを1秒でどれだけ移動するかを意味する。

力で物を移動するには時間かかるので当然持久力も必要。持久力も一概に心肺機能だけでなく、柔軟性や可動域も関係してくる。腰の柔軟性ある人の方がない人より長距離移動できる。硬い人は心肺機能に頼らざるを得ないでしょう。

ある一定の重量と回数にセット数、セット間の休憩を調整すればトレーニングの方程式が出来上がると思うかもしれないが、上記の柔軟性~パワーの優先度が絡んでくるとより複雑なものになる。

ではどうしたら良いか?どうしたら方程式がわかるか?

私は「潜在意識」に任せればいいと思う。

意識の上では最大80%の負荷でトレーニング。最大で20%だけ無理をする負荷。
またはトレーニングで80%楽しく、20%辛い経験をする。

これで間違いはそう起こらない。

これだけ意識すればあとは潜在意識が体のケアをしてくれる。

この数値は適当かもしれないけれど、腹八分目と同じって考えれば。

松下タイケイ

プログラム

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こんにちは。

アメリカでは色々なトレーニング本が出ていて、本のタイトルがそのままトレーニングプログラムになっている。

プログラム・ミニマム(スイングとゲットアップ)
RKCラダー(ミリタリープレスプログラム)
リターン・オブ・ザ・ケトルベル(ダブルケトルベル)
ケトルベル・バーン(脂肪燃焼ケトルベル)
ケトルベル・マッスル(チェーンとコンプレックス ダブルケトルベル)
イージー・ストレングス(5種目を簡単に行うプログラム)
シンプル&シニスター(スイングとゲットアップ)

他にストレッチ関連、ケトルベルのスナッチトレーニング方法が本だけでなく、ブログやフェイスブックまで展開されている。

ではどれが効くか?答えは全部。
怪我しなければ全部使える。
プログラム作った側も本を売るために組んだ節もあれば、入門者向けに作った部分もある。いずれにしてもプログラムを作ろうと思えば無数に考えられるし、どれもほとんど効く。

現に私は上記のプログラム作成者から直接教わった経験あるにも関わらず、彼らから上記のプログラムをほとんど教わったことがない。ダン・ジョンのイージー・ストレングスくらいだろうか。

要はプログラム本体よりも本質的に何をするプログラムなのか解明すると、今度は自分で色々なプログラムが考えつく。

パベルのシンプル&シニスター(Simple & Sinister)は確かスイングとゲットアップだけのトレーニング。
両手でスイングを1分続けるのと、単発のゲットアップをやるもの。ここに何の意味が込められているか。

おそらく初心者、肩など怪我して上へケトルベルを挙げられない人向けだろうか。荷物背負って長距離移動する軍人などもこういうプログラムを有りがたいと感じるでしょう。

松下タイケイ
information@kettlebell.jp


ゲットアップのポイント

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こんばんは。

ケトルベルにゲットアップを紹介したのはブラジリアン柔術家で、アメリカのケトルベルブーム初期の頃から活動していたスティーブ・マックスウェルだと言われている。
トルコのレスラーが伝統的にやっていたという説があるが、RKC(Russian Kettlebell Challenge)の認定資格がアメリカで出来た頃には既にあった。

私が最初に認定資格を受けた当時は寝たところからケトルベルを挙げ、そこから適当に起き上がればOKだったが、最近は基準も厳しくなっている。

日本でもおなじみのFMSのグレイ・クックが2007年頃にゲットアップを絶賛、以来非常に細かい動きが盛り込まれるようになった。

私も最近の指導で細かいポイントをかいつまんで教えていることが多い。その中で大切なのは
●無理しないこと
●フォームをきっちり、ゆっくり
●ケトルベル挙げた方の肘はいつもまっすぐ
●軽いケトルベルでもできなければ、コブシや軽いオブジェを持ってやってもOK(というより推奨)


スイングではケトルベル持った手で力を発揮、空っぽの手がバランスとるための舵取り。こんなことを数週間前のブログに書いた覚えある。

ゲットアップもそう。特に重いケトルベルでゲットアップやる場合、床に着いている腕や手が重要。

上のビデオ見ると何となくわかると思う。
開始時点で左の肘に重心が全部移動している。そこから手で地面を押して起き上がり、さらに手で床を押したところで腰を浮かす。

膝ついて安定したところで初めて膝に重心を全部移す。

立った所から膝をついて、手を地面につくところもやはり重心を全部手に置く。さらに手から肘へ。肘から背中へ重心移動。そこでケトルベルを置いて終了。

空いている方の手や腕に是非とも着目してほしい。

ブラジリアン柔術でも寝技で「ベース」という概念、つまり重心をどこに置くかの概念があるでしょう?
下から腕十字欠ける時にベースは肩か、状況によって床に手つけば肘。
上からニー・オン・ザ・ベレーかければ重心は相手に乗った膝。そこからさらに移動すればベースも移動するでしょう。
下でオープンガード系を展開する場合、重心が尻か後ろについた手か、状況によって移動するでしょう。
下から相手をスイープする時も相手のベースを何らかの技術でもって移動させてから行うこと多いでしょう。


それとゲットアップは同じようなものだと考えればいい。

松下タイケイ
information@kettlebell.jp

日本のケトルベル 昭和12年頃

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昭和12年刊行の若木竹丸著の本にケトルベルの写真あり。
約56キロのケトルベル2つをブリッジで持ちあげているアマチュアレスラー、北畑兼高。
後にプロレスに転向したとの話もあり。

ロシア人のジョン・ケンテルから製造方法を習って自作したと言われている。



松下タイケイ

information@kettlebell.jp

前腕は垂直に ミリタリープレス

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こんばんは。生来視力は良く、1.5や2.0だった。
一昨年は格闘技練習中に相手の親指が目に入って危うく損傷(一週間ほどで完治)、幸い視力低下にならなかったが、ここ最近別な問題が。

要は小さい文字が見えない。遠視といいたい。老眼とはいいたくない。しかしこの前同窓会で皆も同じこと言っていた。そう、そういう年齢なんです。

それがまあ、40キロや44キロのミリタリープレスを実現できるので若い皆さんはもっと頑張りましょう。

前腕は垂直に

ミリタリープレスで新たな領域を開拓。ジョン・ブルックフィールドの握力本を読んで以来、針金や鎖をワイヤーカッターで切るトレーニングを続けていたところ、若干グリップ力や手首が強くなってきた。

そこでミリタリープレス。何かが違う。

ラックポジション、つまりクリーンした時に前腕がやや斜めだったのが、前腕が地面に垂直でケトルベルをキープできるようになった。それも32キロ、36キロ、40キロといった球体が比較的大きいケトルベルだ。

ビデオは三重県でインストラクターの大江さんと鋳物工場でケトルベル制作している伊藤さんとご一緒した時のもの。

この時の感触は前腕が垂直、ケトルベルが上下にまっすぐ移動しているという感触だった。
ケトルベルの上下移動に体の柔軟性で調整している。これが頭にあるイメージ。

ケトルベルの上下移動に体を合わせる、こんな感じだろうか。

射撃で「銃は狙い定めたまま移動しない。体が不動の銃に合わせて動く。」と聞いたことがある。

自分ではなく、物体を主体に考えるとまた新たなものが見えてくる。


あと一つ。肩や腰が力の左右差を生みだす。しかしグリップ力の左右差は手首や指が体から自立しているのでさほどないように思える。左右どちらも均等に強いか弱いか、どちらかしかない。

なので力の左右差を潰す手立てとしてグリップに着目するのも良いと思う。

松下タイケイ
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ケトルベルの重量、選び方 2015年度版

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こんばんは。

ケトルベルの重量選び方、昔こんな記事を書いたらしい(覚えていない)。

もう少しわかりやすく書いたほうが良いかなと。

男性:

初心者 体重60キロ以上、16歳~49歳まで 
ウェイトトレーニング経験なし
16キロ、20キロでスイングやスナッチ

本格的な運動経験ある人やトレーニング経験ある人は20キロ~24キロ

体の関節の柔らかい人は16キロと24キロの組み合わせを最小限に持っておくと良いでしょう。

世界記録を樹立したパワーリフターがケトルベル出会ったころは24キロ2つのダブルスイングで苦しんだというから、24キロを最初に導入すること推奨。

男性59キロ未満 年齢50歳以上
トレーニング経験や運動経験を数十年行っていない人は12キロ開始。12キロと16キロの組み合わせが良いでしょう。50歳代の人で体格は並でも20キロのスナッチやミリタリープレスはできる。24キロへの躍進は努力が必要。

男性が32キロ以上のケトルベルを使うことについて

スポーツや格闘技のトレーニングで有効にトレーニングする場合、概ね20キロ~28キロのケトルベルと日頃の練習を合わせると良いでしょう。

32キロになるとスポーツトレーニングの有効性の分岐点になると考えられる。つまり32キロや36キロがスポーツ、格闘技のトレーニングになるとは限らない。100キロ超のアメリカンフットボールのラインマンがそれでトレーニングすれば効果的かもしれないが、60キロのブラジリアン柔術には必要ない。

女性の場合
女性が使うケトルベルは上虚下実という言葉が合っている。柔軟性が高いからスイングは体重と相対的に強い。つまり12キロや16キロでも全く問題ない。

上半身の力は男性に比べるとやや劣るが、柔軟性が決めてとなる。男性はどちらかというと筋肉をいかに硬くできるかでしょう。
体重50キロ未満の女性が16キロのケトルベルをミリタリープレスするのをよく見る。私がアメリカで会った女性は36キロをミリタリープレスしていた。
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韓国で一緒にコース従事した女性インストラクター、ヴァレリー・ヘドランドは24キロでプレスとピストル、加重懸垂三連覇を遂げた
体が非常に小さく、一見筋肉あるようにも見えない


女性のポイントは体格や体重より柔軟性にある。どれだけ関節が柔軟かと、下半身の力の伝え方がポイントのような気がする。

実はケトルベルが女性用トレーニング器具に非常に向いている気がする。なぜなら下半身動力を上半身に伝える能力が男性よりあるから。

以前こんなことがあった。オーストラリア人の女性をトレーニング指導した時のこと。
16キロのミリタリープレスを彼女がやってみたところ、肘を直角にしたところで挙がらない。それが5秒続いたので「もうダメだろう」と思ったらいきなり力を発揮して挙げてしまった。男性だったら2秒でアウトだったでしょう。

というわけで女性は柔軟性に応じて8キロ~16キロを選ぶと良いでしょう。怪我している人、関節や背骨が硬い人はやや軽めで。運動経験ない人でも柔軟性あるとできるのが良いところ。


松下タイケイ
information@kettlebell.jp





背骨、胸椎、頸椎、肩など

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こんばんは。

写真は2009年5月頃、アメリカのFMS認定コースに参加していた時のもの。
上はやや猫背気味、下はそれが若干治っている姿。この写真撮った間隔はわずか3分未満。

イギリスから来た参加者が当時流行していたZ-healthのテクニックを使って背骨を改善してくれた。
その方法はともかくとして、体の柔軟性や姿勢改善にそう時間がかからない。それが言える。

現にここ10年で背骨改善の効果か、身長が1.5センチ伸びている。背筋が一本になっていると頭も冴える。かがむと調子悪い。

では3分以内に改善した背骨がその後再び戻ったのはなぜか。体のしくみや遺伝でもない。
おそらく日常の習慣や下半身(特に骨盤)のバランスでしょう。

はっきりした事は言えないが、関節の可動域、頸椎の可動域、胸椎の可動域、肩甲骨の可動域がキーになる。当然骨盤の調整も必要だが、体の部位でみぞおちより上の可動域を完璧にしておきたい。

そういう思いが習慣として身に付き、最近ようやく背筋を自然に伸ばしながら生活ができている。

基本的な柔軟性はものの数分で改善できる。問題はその後何を習慣にするかだ。

松下タイケイ
information@kettlebell.jp


興奮後に帰着する所は落ち込み

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こんばんは。

仮に私がケトルベルワークショップや指導の売り込みで
「あんた、これに参加しなきゃ絶対損!!」と煽って集客狙ったとする。要は宣伝で世間を興奮させるのだ。
しかし、興奮が帰着するところは結局精神の底辺になる。

興奮ではまず重いケトルベルが挙がらない。
メンタル面で冷静に、呼吸で落ち着けるところから始まり、そこから1秒以内に一気にテンションつまり興奮度を挙げる。これが重いものを挙げるコツの一つでもある。

だから煽った宣伝でワークショップを開催しても、ケトルベルスキルではまず冷静さを教えなければならない。

興奮して落とすのではなく、落とした所から一気に挙げるのがケトルベル。
だから私がワークショップや指導を宣伝する時、今一つ脚色に欠けているような気がする。

いまさら私が
「皆さんに秘密を教えます!!」
「言いたいけど言えない!!、詳しくはワークショップで!!」
みたいな宣伝文句使ったら

「あんたどうしたの?」という反応にならないだろうか?

このブログを最初から最後まで読めばケトルベル習得できること考えると必ずしも私の指導受けなくてもやっていけるかな?


では私にとってのケトルベル指導の意義とは?収入にはなるけれど、それ以上に指導している皆さんから頂いている付加価値がある。そちらの方がむしろ有難い。


松下タイケイ
information@kettlebell.jp  - 質問メール歓迎 -返信はできないかもしれないけれど時間ある限り回答します。

FMS等

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こんばんは。

ケトルベルだけじゃない、と言いたい所だけれど私自身ケトルベル男と見られている。それは仕方なし。
2009年にケトルベル認定コースとFMS(Functional Movement System)の合弁コースを受けてトレーニング指導のスキルがかなり開花した覚えがある。

もしパーソナルトレーナーの方でFMSを受けていない。是非受けること推奨する。
確かオンラインでテスト受講して認定資格がとれると思う。柔道整復師や他医療資格持っている方はSFMAという資格の受講も可能。

特に宣伝しているわけでもなし。ただ、仮に皆さんのクライアントが万年の肩の障害や腰の痛みからたった1日で回復したらどう思われるか。多分びっくりするでしょう。FMSはそういうスキルを学べる。

なぜこんなことを6年経過した今になって書いているか。それは今日のクラス指導で「えっ?」という出来事があったから。

肩が痛い
ケトルベルのクラスを受け持って7年経過。
今日の準備体操時点で肩が痛いという生徒が1人。四つん這いになった時、右肩が痛いと。
普段は異常なし、四つん這いになった時に痛みが発生する。

ダブルミリタリープレスで右肩に負担。

その後クールダウン代わりにFMSのロータリースタビリティでテスト。
特に異常はなし。

そこでハードロールをやってもらう。何のことはない。ただ脱力して床に転がるだけ。
それも赤ちゃんのように。

再びダブルミリタリープレス。肩の問題解消。

肩の問題解消。

ついでに力の左右差を感じていた女性の問題もこれで解消。

解消が一時的なものかはともかく、この効果を味わった人は再び指導員に会いたくなる。

ちなみにこのハードロールは2回か3回やっておけば数年は効果あるものと私は思っている。

松下タイケイ
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ゲットアップ

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こんばんは。

今日は40キロと44キロでゲットアップを左右1回ずつ。
実は指導で人にやらせているほど、自分ではゲットアップはあまりやっていない。何せ私が教えている先ではゲットアップを相当な数やっていながら私はというと。。。。

ゲットアップのコツは以前にこんなことを書いている。

要は床についた手や肘に重心を移すことがゲットアップのコツになる。
40キロや44キロなどでゲットアップやる時、床についた肘や手がバランスの全てといって過言ではない。
頭上のケトルベルが塔のてっぺんだとしたら下についた手は支えの土台。
手が床から離れたら重心は床についた膝。

手に重心移すと足の裏が意外や意外に浮くほど軽くなる。

なぜゲットアップ

頭上に重量があり、数秒間色々な角度で体に負荷をかける。これで強くならないわけがない。

24キロのスナッチを難なくやるには24キロのゲットアップを左右合計10回(連続でやらなくても良し)できればOK。要は1回のトレーニングでそれくらいやればまずスナッチの心配はないでしょう。その上の28キロや32キロを加えればなお良し。


手や肘に重心移せば足が軽くなる

ブラジリアン柔術や総合格闘技などの組み技・寝技になると手や肘に重心移すと脚が基本的に浮いたり軽くなったりするでしょう。だからスイープができたり三角絞めなどの技が成り立つ。

ゲットアップで手への重心移動と反対側の力の負荷を学んでみるのはどうか。手をつけば軽くなる。

格闘技に限ったことではない。

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手で何かに触れれば脚が浮く。色々な場面で長距離を移動するなど、応用も効いてくる。そもそも二本足で歩く人間も猿から進化したもの。四つ足動物のように、触手によって脚の重心が移動する感覚がどこかしら残っているような気がする。


松下タイケイ
information@kettlebell.jp

ゲットアップのビデオクリップ

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こんばんは。

製作費1億円で作ったビデオ。ゲットアップのコツとその他諸々。

1億円の制作費とは当たらず遠からず。
人によっては1億の価値あるでしょう。1億あっても肉体は即強くならない。
しかしやり方がわかれば強くなれる。

松下タイケイ
information@kettlebell.jp

スイング2007 スイング2015

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スイングとゲットアップに慣れたから次のメニューは?

スイングとゲットアップ。

特に意地悪言うつもりはない。
テレビや映画他ネットでも娯楽が氾濫している世の中、人間の傾向として刺激を求めたがる。

しかしトレーニングは表面上刺激に見えても効果の観点からすると、違うトレーニングを気まぐれでやっていくと効果ない。刺激受けるのは間違いないでしょう。

ただ、筋肉への刺激ではない。脳の満足感だけ。

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写真は2015年のツーアームスイング。自分としては理想形に近いフォームになっている。昨年韓国の認定コースのアシスタント向けテストで修正された。腕を伸ばしている分胴体の柔軟性が生きてくる。

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これが2007年、初めてのインストラクターコースを受けた直後くらいのスイング。肘は伸びていて骨盤の傾きが前へ来ているが、胸が開いていない。

同じスイングでもここ8年間で随分変わってきている。

軍の特殊部隊関係者曰く、基本をもっと素晴らしく磨くのがエリートだとか。

よく考えると野球にしても少年野球からプロ野球選手まで、バットのスイングはバット一本使ってバッターボックスの中でやる。そして来たボールを打って一塁まで向かう。

これをつまらないといってバットを2本あるいはテニスラケットに替え、打った瞬間近いという理由で三塁へ走ることはしない。
バッターは少年~高校~プロレベルまで一貫したフォームやルールがある。同じ基本の精度を磨きあげるのだ。

スイングもしかり。

松下タイケイ
information@kettlebell.jp

動力の鍛錬

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こんばんは。

私がトレーニングを教える時、ミリタリープレスの導入は必須。たとえそれがトレーニングだろうとスポーツトレーニング指導だろうとあまり関係ない。

ミリタリープレスは肩の負担をほぼゼロにしつつ重量を無反動で上に挙げるもの。

要は肩の柔軟性と胴体の強度が無反動を可能にする。だからまず柔軟性と胴体の安定が求められる。

そこまで持ってくるのに柔軟性の運動やゲットアップ、スイングを導入する。

逆に反動つきのジャークやプッシュプレスは肩が硬くても胴体が安定しなくてもできる。
しかしそれによる怪我が怖い。

反動使えないミリタリープレスは重い物が柔軟性と胴体強度依存。だからこれらが揃っていないと全く挙がらない。

だからミリタリープレスが良い。

松下タイケイ
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静と動

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こんばんは。

スポーツの動きを考えた時、動力やスピードを考える。もう1つ、停止・方向転換の要素がある。
動けばよいものではない。停止や方向転換が伴わないとスポーツが成り立たない。

筋肉を緩めて加速、方向転換の瞬間にブレーキをかけるかのように力を入れる。
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加速しか考えないとそれ相当の成果しか上がらないし、ブレーキかけることしか知らない体はスポーツの役に立たない。

関節の柔軟性だけでなく、呼吸との連動や神経伝達、加速とブレーキ・方向転換の駆使は色々な形でコントロールできる。

数年前、シニアインストラクターのブラッド・ネルソンがスポーツ選手のトレーニングでこんな事を言っていた。
「走るスピード高めるには減速するスキルをつけないとダメだ。」

車で時速200キロを一般道で出そうとする人はいない。なぜならブレーキが効かないから。

人間の加速も減速できる能力に制約されている、こう言っている気がしてならない。

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加速はスイング、ゲットアップ、スナッチ、ゲットアップ、ミリタリープレスをやっていくうちにトレーニングできる。

減速や方向転換の感覚は私の経験上スクワットのような気がする。

松下タイケイ
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背骨の動作

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こんばんは。

最近は懸垂などやりながら自重トレーニングで鍛え、インターバルでケトルベルといった感じ。

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今は左右の肩動作が少しずつ差がなくなってきている。ミリタリープレスで背骨をどう使うかヒントを得て「これが左右差か」というのがわかってきた。

数年前藤巻さんというアームレスラーがケトルベルの動きとアームレスリングの初動の考えが共通していると言っていたことある。

ここにきてそのミリタリープレスのほんの少しの初動がアームレスリングに似ている。それもほんの0.5秒ほどのところで。しかしこれが全てを制する。

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そう考えると2年前のこのミリタリープレスの初動は今に比べると未熟。この時は試験合格がかかっていたので無理やりといった感じか。背中をやや反っているのが気になる。

背骨は頭脳も力も制する、そんな気がしてならない。どれだけ自然にまっすぐかで運動ばかりでなく、日頃の仕事や生活にも関係してくる。

なのでiPhoneやiPadなどは極力目線の高さに持って使った方が良い。うつむいてデバイスを見ていると力が発揮できなくなるばかりか、日頃の支障にも繋がるでしょう。

松下タイケイ

プルアップ

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こんばんは。

今日は懸垂、プルアップをビデオ撮影してYoutubeへ載せようとしたところ全部撮影した後無線マイクの電源が入っていないこと発覚。再び撮る気力がなかったのでやむなく写真解説で。

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タクティカルプルアップは開始ポジションがデッドハング。肘がまっすぐで足が宙に浮く。
5本指全部くっつけてバーをフックするように握る。
首がバーを通過するまで自分を引き上げる。これが1回。アゴがバーに到達しただけでは足りない。
できる人は胸をバーにつける。私が目撃した中にはみぞおちをバーにくっつけている人も。

体を下ろして再びデッドハング、つまり肘はまっすぐ。そこから2回、3回と繰り返す。

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全くできない人は台の上に乗って練習する。私はハシゴ使ってやっていた時期がある。
無理してやろうとすると肩の筋肉や関節に負荷がかかる。腱や靭帯も長期的に強化していきたいのでいきなりでは負荷が高い。

肩関節の柔軟化をまじえてやるか、セット間を10分以上置くのもお勧め。

逆手グリップ、コマンド―グリップ(順手と逆手の組み合わせ)、吊り輪を混ぜるとなお効果がある。



松下タイケイ
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ロウソクの端を燃やす

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こんばんは。

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とあるカナダのトレーナーが「Burning the other side of candle」、つまりトレーニングに関して「ロウソクの端を燃やす」と表現。

ロウソクは火をつけてこそ辺りを灯す。ロウソクの端を燃やしても明るくならない。

トレーニングでいえば同じ熱意を注いでも灯さなければただ燃えているだけ。

つまりただ疲れてゼーゼー言うだけのトレーニングをやるのか、それとも疲れなくても効果あるトレーニングをやるのか、二択になる。

それを見極めるのが非常に難しい。特にジムで指導受ければ、トレーナーがハードなトレーニング課すのを何となく期待するのではないだろうか。

私が自分のトレーニング振りかえると90%が「なめらかなトレーニング」、10%が「ハードで緊急を要するトレーニング」。

半年以内の数倍の成果を出したい時にハードなトレーニングを実施。しかしそれを放っておくと力が半減する。
これがロウソクの端を燃やすに該当するトレーニング。膨れ上がるのが早い分縮むのも早い。

早く強くなりたい人は強くなれるが、その分しぼむのも早い。

「半年後に強くなりたい」人は「5年後も強くなりたい」のだろうか?

では5年後も強くなりたい人は何に着目するか。
1.習慣的にトレーニングする。
2.トレーニングのボリュームを20%まで落とす。

2は意外かもしれない。例えば今まで全部で100回やっていたことを20回に落とす。
トレーナーとしては100をお客さんに提供しないとリピーターになってくれない。

しかし20を慎重にていねいにやった方が効果はある。100回やったとしてそのうちのどれだけを脳裏に焼きつけられるか。覚えないでしょう。20回だったらそのうちの10回は鮮明に覚えるかもしれない。もっと少なくてもいい。

松下タイケイ
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また明日

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こんばんは

昨晩Skypeのビデオ通話でアメリカのStrongFirstの社長と会話。
びっくりしたのが昔に比べて映像と音声が非常にきれいなこと。まるでその場で対話しているみたいだった。

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昨今のトレーニングは目標定まらず。しかし意志は柔らかく。

私のトレーニング主旨、最大は姿勢や左右差の矯正といったところ。

詳細はまた別な日に。

松下タイケイ
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アームバーについて

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こんばんは。

前回は「また明日」というウソを書いておきながらしばらく放置。
申し訳なし。

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昔から柔軟性効果絶大のアームバー。ケトルベル持った腕に引っ張られ、腹部を極力床へ近づける。

胸椎や肩の柔軟性に役立つ。

と宣伝してみるものの、どれだけの人がこの効果を実感しているか。

アームバーをやったら、その感触を体で覚えたまま日常生活を送ってほしい。

アームバーでどの筋肉を伸ばし、縮めるかを神経に具体的に知ってもらう。そこで深呼吸など加えるといいでしょう。

アームバーで理想的な肩や胸の位置関係を頭に擦り込んで深呼吸。

すると日常生活でもその同じ深呼吸を発動すれば、体が肩や胸の柔軟性を思い出して筋肉の長短を調整してくれるのではないか。

もちろん科学的根拠は。。。。

ない。

でも副作用ないし試しても良いのでは?トレーニングしている場だけがトレーニングではない。24時間、寝てる間もトレーニングの作用と付き合っているのだ。

松下タイケイ

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